2012年07月31日

仲道郁代/フォーラム開催のお知らせ

仲道郁代が、ワークショップ、ファシリテーター養成の第一人者として世界各地で活躍するマイケル・スペンサー氏(上野学園大学音楽文化研究センター客員研究員)とともに下記のとおりフォーラムを行ないます。

日時:2012年8月27日(月)
 *9:30開場、10:00スタート、17:00終了予定 
 *17:30から情報交換会開催予定
場所:上野学園石橋メモリアルホール
(〒110-8642 東京都台東区東上野4-24-12 学校法人上野学園内)

社会における“芸術”の役割、アーティストの役割などを模索し、演劇とクラシック音楽のコラボレーション「仲道郁代の音楽学校」、子どものためのプロジェクト「光のこどもたち」などの企画プログラム、各地での意欲的なワークショップを行ってきた仲道郁代。
先日、NHKの番組「旅のチカラ」でワークショップの現場を訪ね、ファシリテーターという役割の重要性を改めて認識する機会を得ました。
今回のフォーラムでは発起人として活動するとともに、「音楽家と社会の関わり方 −−“私弾く人、あなた聴く人”以外の、可能性」と題した基調講演を行います。

ファシリテーターの役割、考え方、スキル、その未来像・・・
ぜひ下記URLをご参照いただきますようお願い申し上げます。
詳しい情報はこちらから
MJS2012.jpg
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2012年07月27日

この機会を逃せば次に取り上げるチャンスはなかなかないかもしれない(横山幸雄)

「この機会を逃せば次に取り上げるチャンスはなかなかないかもしれない(横山幸雄)」
─オール・リスト・リサイタル同日に、リスト:超絶技巧練習曲全曲による追加公演が決定!

http://www.japanarts.co.jp/html/2012/piano/yokoyama_liszt/index.htm

─毎年東京オペラシティで行われる夏のリサイタルシリーズが、今年は昨年に引き続き、オール・リスト・プログラム。それも、3部構成の昼の部に続き、夕方からの追加公演が決定しました。
 昼の公演の後にちょうどホールも空いていたので、アンコールの延長のような気持ちでもうひとつ演奏会を行うことにしました。昨年の超絶技巧練習曲全曲プログラムをもう一度聴きたいという声、聴き逃してしまって残念だという声を、想像以上に多くいただいたからです。間を明けて再び仕上げるのは大変な作品ですし、この機会を逃せば次に取り上げるチャンスはなかなかないかもしれないと思い、今年も演奏します。追加公演は手ごろな価格に設定してありますから、ぜひ両公演併せて聴いていただきたいですね。

─やはり超絶技巧作品は、弾きこなすまでに大変な練習が必要なのですね……。
ピアノは自分の手足ではありませんから、それを自分の手足ぐらいまで思い通りにコントロールできるようにならなくてはいけません。そのうえで、作曲家が何を考えていたかを再現し、作品の魅力を引き出してゆきます。練習をしなくても、常にピアノが手足のように自由に動かせるほどになれたら、むしろそれが理想だと思いますが。リストの作品は、超絶技巧作品でも、技術的にはあまり違和感はありません。ただ、表現として「ここまでやるんだ!」と思うことはあります(笑)。

─昼の部は、技巧的作品、民族色の強い作品、そしてロ短調ソナタという3部構成です。
 地方では、同じ都市で何度も演奏会をできることはなかなかありません。でもやはり東京は公演数が多いので、メインとなる演奏会では、プログラムに特にテーマ性を持たせて取り組みたいと思っています。
技巧的作品群では、リクエストの多い『ラ・カンパネラ』や『マゼッパ』、練習曲ではないけれど技巧を駆使した『メフィスト・ワルツ』など、人間業の限界に迫るような作品に、リストの練習曲としては比較的穏やかな『ため息』『森のささやき』を織り交ぜました。民族的作品群については、当時ヨーロッパの中心にいた人々を魅了したエキゾチックな要素を持つ作品を集めました。そして最後には、ソナタ中心の古典派の時代から、ロマン派を象徴する小品が増える時代への過渡期に、リストが唯一書いたピアノソナタを置きました。

─リストのロ短調ソナタについてはどのような印象を持たれていますか? ちょうどリストが今の横山さんの歳の頃に作曲した作品です。
リストがピアニストとして第一線を退いたあとに作曲されていますよね。山あり谷あり、ひとりの人間の人生が凝縮されたような作品だと思います。ですが、例えばベートーヴェンの晩年のソナタのように、演奏するにあたって身構えるものはなぜかあまり感じられません。

─夕方の部で演奏されるハンガリー狂詩曲第2番ですが、これほどにメジャーな作品をこれまで演奏会で取り上げたことがないというのは意外ですね。
 リストの代表曲の中で、唯一演奏会で弾いていません。この作品は、ある意味でリスト作品の俗人的、ショー的な要素が強く反映しているものだと思います。これまでどうしても芸術的、哲学的な作品に興味がいく傾向にあったのですが、代表的作品を一通り演奏した今、ふと、これをあえて取り上げてみようという気持ちになったのです。

─リストの魅力はどのようなところにあるのでしょうか?
 ピアノを奏でることは、芸術的作業でありながら肉体的な限界も求められ、ときに哲学的要素、エンタテイメント要素も求められます。リストはその全てを持ち合わせていると思います。

─会場では、10月にリリース予定の新譜が特別に先行発売されるそうですね。小泉和裕指揮東京交響楽団との共演による、チャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番と、ラフマニノフのピアノ協奏曲第3番が収録されているそうですが。
 昨年のデビュー20周年演奏会のライブ録音です。普段協奏曲はなかなか自分でプログラムを選ぶことができませんが、この時ばかりは自分の演奏したいものを選びました。当日はこの2曲に加えてラヴェルのピアノ協奏曲も演奏しましたが、これは収録時間の都合で入っていません。

─ここ最近の演奏活動の中で大きな出来事を挙げるとすれば、何でしょうか? また、これからの活動のご予定は?
 やはり、3年連続でショパンの全曲演奏会をやったことは大きいです。ショパンは、好きも嫌いも通り越して、自分にとってますます自然な存在となっています。ショパンは病弱だったので、僕と生き方や表現の仕方は違いますが、人間としての在り方が近いと感じるのです。近く大阪で2日間にわけてショパン・ピアノ・ソロ全166曲演奏会をします。
大阪 ザ・シンフォニーホール
http://asahi.co.jp/symphony/event/detail.php?id=1629

それから、今後についてはまず近いうちにリスト作品集の録音があります。そして、三鷹の「Voyage〜ショパンからラフマニノフを結ぶ音楽の旅路〜」シリーズも継続中です。
どちらも、ぜひ楽しみにしていてください。
http://mitaka.jpn.org/ticket/1210070/
(インタビュアー:高坂はる香)

横山幸雄公式HP
http://yokoyamayukio.net/


≪横山幸雄の超絶技巧練習曲について≫
 並ぶものなしといいたい卓越したテクニックと輝くような音色を背景に横山幸雄はリストが書き残した宝石をちりばめたかのようなピアニズムの世界を、まばゆい光と色彩感、しかもときに美の誘惑とすらいいたい甘美なる表現で再現、リストに対する私たちの認識すら変える素晴らしい演奏を聴かせている。「超絶技巧練習曲」はリストという天才がピアノの機能美を極限にまで追求し、ピアノという楽器の表現力を120パーセント開花させた力作である。技巧的にも空前の絶後の至難さが求められており、それは多くのヴィルトゥオーゾたちの前に克服すべき課題としてそびえ立ってきた。名手たちは時に競うかのようにこのハードルに闘いを挑み、鍛え抜いたテクニックを駆使して征服の過程を披露してきたが、横山幸雄のピアノで聴く時、この練習曲はかつてなかったしなやかな美しさと風格をもってその全貌を現したと思われてならない。とにかくヴィルトゥオジティという技巧の陰に隠されていた微妙な陰影感が実に味わい深い息づかいで引き出されており、19世紀ロマン派を生き抜いたリストの夢と憧れと憩いとがおもむろにその姿を現しているのである。こうした演奏が可能になった背景には、横山幸雄というピアニストの中で技巧と音楽性とがますます高い次元で調和し、ヴィルトゥオジティの質そのものがより純度の高い美しさを獲得したためではないかと思われる。リストが鍵盤上に繰り広げた音のステージはまさに空前絶後であり、牧歌的な優しい世界からオーケストラすらも凌駕するかのようなダイナミックな表現にまで至っているが、横山幸雄のピアノは目前の課題にのみ惑わされることがなく、大きな視野とゆとりある表現力を駆使して作品を解き放っており、リストが彼のライフワークとして完成させた作品の全貌を感動的に聴かせてくれる。(〜中略〜)
(CDライナー・ノーツより 抜粋)
*このCDはその後、ハンガリーのリスト協会から「国際フランツ・リスト賞 レコードグランプリ最優秀賞」を受賞することになる。世界が認めた横山幸雄の超絶技巧練習曲全曲が生で聴けるこの上ないチャンスをお聴きの逃しなく!!

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2012年06月18日

仲道郁代 月刊ぶらあぼ掲載情報

2012年7月号『ぶらあぼ』 インタビューが掲載されました。
アフタヌーン・コンサート・シリーズ、オール・ベートーヴェン・プログラム、オール・モーツァルト・プログラムの公演紹介もあります。
eぶらあぼはこちらから 動画あり!
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仲道郁代 ピアノ・リサイタル
アフタヌーン・コンサート・シリーズ 2012-2013 Vol.2
2012/7/17(火) 13:30 東京オペラシティ コンサートホール
公演の詳細情報はこちらから



仲道 郁代 ピアノ・リサイタル
オール・ベートーヴェン・プログラム
2012/10/14(日) 14:00 [サントリー]
公演の詳細情報はこちらから



仲道 郁代 オール・モーツァルト・プログラム
2013/2/17(日) 14:00 [サントリー]
公演の詳細情報はこちらから

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2012年06月14日

仲道郁代がNHK-BSプレミアム「旅のチカラ」に出演!

ピアニストの仲道郁代がNHK-BSプレミアム「旅のチカラ」に出演いたします。
以前から興味を持ち、少しずつ行ってきたワークショップの世界を訪ねる旅。
今回訪れたイギリス・スコットランドのグラスゴーは、産業革命時代に造船業で栄えた街。
時代の変化によってすさんでしまったこの街を再生させたのが”芸術”だったそうです。
ひとりひとりが自分を見つけ、他の人とのコミュニケーションを促すワークショップの手法を知り、人々をつなげ、心を潤した”芸術のチカラ” への思いを強くする番組。
ご期待ください。

6月21日(木)午後9時〜10時 NHK-BSプレミアム「旅のチカラ」
http://www.nhk.or.jp/bs/tabichikara/
 
番組特製ポストカードも完成しました。
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〜アフタヌーン・コンサート・シリーズ〜
仲道郁代ピアノ・リサイタル
華麗なる名曲への誘い「ピアノ名曲集」


7月17日(火) 13:30 東京オペラシティ コンサートホール
詳しい公演情報はこちらから
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2012年06月11日

【掲載情報】上原彩子&川久保賜紀

2012年7月号『ミセス』
上原彩子&川久保賜紀の公演情報が掲載されました。
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上原彩子&川久保賜紀デュオ・リサイタル
10年の時を熟して奏でる友情のハーモニー
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2012年6月26日(火) 19時開演 サントリーホール
プロコフィエフ:5つのメロディ Op.35bis
R.シュトラウス:ヴァイオリン・ソナタ 変ホ長調 Op.18
プロコフィエフ:バレエ「シンデレラ」からの3つの小品 Op.95 (ピアノ・ソロ)
プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ 第2番 ニ長調 Op.94

公演の詳細については
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2012年06月07日

2度と再現し得ないLiveな音楽を生み出すピアニスト 河村尚子

 河村尚子からますます目が離せない。もちろん近年急速に注目度を高め、多くの音楽好きを虜にしているピアニストなのだが、そうしたレベルを超えて、本当に1公演たりとも逃すことができないのだ。
 今年接したのは4つのコンサート。3月7日トッパンホールでの、珍しくも大胆な「オール・プロフィエフ・プロ」によるリサイタルでは、グルーヴ感のある鮮烈な演奏を聴かせ、同時に亡き師クライネフを通して、彼女の中に“ロシア”が息づいているのを感じさせた。3月12日紀尾井ホールでは、佐藤俊介(ヴァイオリン)、堤剛(チェロ)とトリオを組み、ドヴォルザークとチャイコフスキーの大作2曲というヘヴィーなプロで、スリリングな熱演を披露。3月24日横浜では、ラザレフ/日本フィルとブラームスの協奏曲第1番を瑞々しく競奏し、重厚な同曲のピアノが作曲者青年期の繊細でフレッシュな魅力に溢れていることを露にした。
 そして4月25日には、ノリントン/N響とベートーヴェンの協奏曲第4番を共演。あのノン・ビブラートの巨匠相手に彼女は一体どう弾くのか?と誰もが注視する中、舞台中央に立つ指揮者を演奏者全員が取り囲む配置と相まって、全てが清新なベートーヴェンとなった。公演後彼女は、「奏者の皆さんの顔を見ながら弾けるし、オケの音がよく聞こえるのが新鮮。ノリントンさんとはイメージを話し合い、ペダルはあまり使わないようにしました」と語っていたが、河村の凄さは、ただマエストロに従うのではなく、その流儀の中でさりげなく自己主張を行う点。通常より倍速いテンポで短く奏されるオケに対して、やや遅めのテンポで抒情的に対抗した第2楽章の掛け合いなど、思わずニヤリとさせられた。
 かくの如く、形態や楽曲ごとにしなやかな変貌を遂げるがゆえに、どの公演も聴き逃せない。彼女の、共演者との協調と自己主張の絶妙なバランス、さらには常にみせる「音楽することの愉しさ」は、2度と再現し得ないLiveな音楽を生み出す。その意味で、個性の強い一流指揮者との協奏曲は、実に興味深いものとなる。
 来たるプレトニョフ/ロシア・ナショナル管とのグリーグの協奏曲は、そうした醍醐味極まる公演だ。何しろ相手は「毎回何が起きるかわからない稀代の個性派」にして「ピアノを知り尽くした」プレトニョフ。曲は、一定の表現が定着しているグリーグである。河村は、「プレトニョフは『尊敬するピアニスト』、曲は、リストのアドバイスを反映したピアニスティックなソロをもつ、『抒情小曲集』の連なり」と語る。内に息づくロシアとマエストロへの共感が佳きケミストリーとなって、イメージを刷新するようなグリーグが姿を現す─そんな予感に胸が踊り、本番が心から待ち遠しくなってくる。

文:柴田克彦(音楽ライター)



プレトニョフ指揮 ロシア・ナショナル管弦楽団 2012年日本公演
2012年6月15日(金) 19時開演 東京オペラシティ コンサートホール
 ヴァイオリン:樫本大進
2012年6月23日(土) 14時開演 横浜みなとみらいホール
 ピアノ:河村尚子
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公演の詳細はこちらから
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2012年05月16日

河村尚子 掲載情報(音楽の友の表紙に)

2012年6月号『音楽の友』
表紙&インタビュー“プレトニョフ&ロシア・ナショナル管”について
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プレトニョフ指揮 ロシア・ナショナル管弦楽団 2012年日本公演
2012年6月15日(金) 19時開演 東京オペラシティ コンサートホール

 ヴァイオリン:樫本大進
2012年6月23日(土) 14時開演 横浜みなとみらいホール
 ピアノ:河村尚子
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公演の詳細はこちらから
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2012年05月07日

「あの大きなロシアの大陸を・・・・」河村尚子、ロシア・ナショナル管弦楽団との共演に寄せて

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取材・文 青澤隆明

―ロシア・ナショナル管弦楽団との6月の共演がいまから楽しみです。グリーグのピアノ協奏曲は河村さんからの提案だそうですが、この作品にどのような愛着をおもちですか。
「去年の1月に読売日本交響楽団と演奏して、改めてこの作品の魅力に惹かれました。旋律の美しさはもちろん、ソロとオーケストラの展開のしかたが素晴らしいのだという気持ちが、私のなかでとても高まってきて。特別な和声と、第2楽章の旋律の豊かさや美しさが、やはりいちばんの魅力だと思います。第3楽章のロンド的な、舞踊的な部分も好きです。この曲はとても絵画的ですよね。ノルウェーというお国柄もあって、私は童話的な曲想を強くイメージします。こびとがたくさん出てきたり、フィヨルドの景色がぶわーっと湧いたり。明確につくられているから、聴きやすく、愛される曲なのだと思います」。

―他の協奏曲にはない独特の魅力がありますね。
「リズムの使いかたが特徴的で、ほんとうに躍動感に溢れている。急に3拍子から2拍子になる部分を、わざとルバート気味にさせるところとか。それから、ちょっとショパンを思わせますが、第2楽章の始まりは、ピアノがほんとうにオペラのアリアをふくらませるようにして、そこにオーケストラが入って流れこんでいく。そんなところも魅力的ですね」。

―ロシア・ナショナル管弦楽団との共演には、どのような期待をおもちでしょうか。
「このオーケストラとは、7年ほど前に一度共演したことがあります。スピヴァコフの指揮で、ショパンの協奏曲第1番を弾きましたが、モスクワ音楽院の大ホールで演奏させていただけるというので、それこそ大喜びで、どぎまぎしていました。ロシアのオーケストラ特有の深い音を出して、いったん波に乗ってしまえば勢いが良すぎて誰も止めることができない。モダンなロシア、西洋の香りの入ったロシアの音楽家が多く活動していますので、彼らが新しい風を送りつつ、みんなで音楽をつくるオーケストラなのではないでしょうか。7年前に共演したから同じオーケストラだとは思わず、新たな気持ちで取り組みます」。

―協奏曲の演奏経験を多く積まれて、ご自身の演奏も7年前とはだいぶ違うでしょう?
「まったく変わってきていると思います。いろいろなオーケストラとの共演の機会をいただき、曲の聴かせどころがわかってきた。オーケストラを聴かせる場所、いっしょに波に乗る場所・・・・いろいろな役目があって、全体で劇をしているような。人生のなかでもそうですけれど、サポート側になったり、主役になったり、いっしょに騒ぐパーティーがあったり、という感じなのではないかと思います」。

―ピアノの音色への想像力も、オーケストラとの音楽づくりでは、趣が違ってきますか。
「たとえば、グリーグの第3楽章のコーダでは、タンバリンなどの打楽器もイメージできますね。ただ、木管楽器が旋律を歌うときはほんとうに美しいので、それに負けないくらいにピアノの声を美しく歌いたい。人間の声を目指すのがいちばん自然だと思います。歌を共通点にすれば、違う音色が出てくるけれど、やはり語り合っているわけですから」。

―ロシア音楽やこの国への個人的な思いをお聞きしましょう。
「一言にすれば無限ですね。ほんとうに大きい心をもった人がたくさんいる。何にもしばられず、広くて寒い国なので、みんなひとつになるということが得意なのだと思います。だから、とても情熱的。自国への誇りを強くもった人たちでもあるので、正々堂々と自分たちの音楽を奏でるのだと思います。ドイツへ行き帰りする飛行機のなかから眺めていても、平地がずっと続いている。食べ物も脂っこいものがたくさんで、食事も大盛りですから、みなさん体格が大きい。そこから滲み出てくるのが、ロシア特有の音楽なのだと思います。私は個人的にロシアのオーケストラと共演するのが好きですね。彼らはリハーサルでもお喋りしたりして、なんというか、お行儀が悪いんですよ。それが本番となると、音楽を愛していて、パッションがあって、みんな一所懸命弾く。音楽性があるから、愛があるからこその音楽。正確さよりも自由さがあり、天真爛漫なところも魅力ですね」。

―指揮者のミハイル・プレトニョフは、天才的なピアニストでもあるので、共演には独特の思いをもたれているのではないでしょうか。
「偉大な音楽家で、作曲も指揮もして、ピアノも素晴らしい。才能がありすぎて怖い。ピアノはもう弾かないそうですが、独特の旋律の歌い回しなどほんとうに強烈ですし、いろいろな感覚をマルチにもっていて、ピアノだけには収まりきらない人なのだと思います。こんなにも偉大なピアニストのそばで、ピアノを弾くというのは、ほんとうに怖ろしいことです。私が弾いていいのか、という恐怖があります。でも、引き受けてしまった(笑い)。ほんとうにいい経験になると思います。とても楽しみですね、恐怖もあり、楽しみもあり・・・・」。

―ロシア楽派のピアニストという流れでいうと、河村さんの先生のウラディーミル・クライネフを遡ると、ネイガウス父子に行きつきます。プレトニョフはヤコフ・フリエール門下でしたね。河村さんはロシア・ピアニズムについてどのようにみられていますか。
「ロシアン・スクールでは、100年前にモスクワ音楽院に集まっていたピアニストが触発し合って、異なるルーツの良いものすべてを凝縮していった。それをロシアの味つけにして、学校制度も含めて、技術的な面を徹底した。皆さん粒揃いのテクニックをもっていたのは素晴らしいことだと思います。技術あってこその音色、旋律のつくりかた、フレージングが活きている」。

―クライネフの教えで、河村さんのなかに大きく生きているのはどんなことですか。
「まず、作曲家が楽譜に書いたことを忠実に守る。そして、情熱と愛を注ぐということですね。『死んだ音楽だけはやめてくれ』と。ロシア音楽を演奏するときは、『あの大きなロシアの大陸をみろ、ドイツなんてこんなに小さいんだ』とよくおっしゃっていました。それだけスケールが大きく、寛容なスピリットがあるということですね。ロシアの言葉を話して、ロシアを訪問するたびに、『ああ、こういうことを言っていたのか・・・・』と思えてきました」。



プレトニョフ指揮 ロシア・ナショナル管弦楽団 2012年日本公演
2012年6月15日(金) 19時開演 東京オペラシティ コンサートホール

 ヴァイオリン:樫本大進
2012年6月23日(土) 14時開演 横浜みなとみらいホール
 ピアノ:河村尚子
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公演の詳細はこちらから
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【曲目解説】川久保賜紀&上原彩子 デュオ・コンサート

2012年6月26日(火) 19:00 サントリーホールで行われる川久保賜紀&上原彩子 デュオ・コンサートの曲目解説です。

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 20世紀ロシアの作曲家セルゲイ・プロコフィエフ(1891-1953)は、オペラや映画音楽を含むあらゆるジャンルに作品を残した多作家で、現代的感覚と叙情性が絶妙のバランスを見せる数々の人気曲は世界中で演奏されている。室内楽曲も少なくないが、今回演奏される3曲はいずれも、当初からその楽器のために書かれたオリジナル作品ではなく、作曲者自身が自作を編曲した作品である。楽器を変えてもその音楽が決して色あせることがないのは、すぐれたメロディ感覚と、誰をも夢中にさせるリズム感を持ち味とするプロコフィエフだからこその魅力といえるだろう。また自らすぐれたピアニストでもあったプロコフィエフの作品はどれも、きりりと引き締まったヴィヴィッドな演奏効果を存分に発揮するように書かれており、演奏家のテクニックと表現力を引き立たせる。名手の演奏でこそ聴きたい曲目だ。
 一方のリヒャルト・シュトラウス(1864-1949)は、リストやワーグナーの後継者として交響詩や楽劇の分野で名を馳せた後期ロマン派最後の大家。その作品のほとんどは巨大なオーケストラを駆使した作品である。彼が残した室内楽曲はわずかしかなく、しかもいずれも初期に書かれたいわば習作なので聴く機会は決して多くないが、今回演奏される<ヴァイオリン・ソナタ>はその中でもっとも高い完成度を誇る貴重な作品。シュトラウス自らがヴァイオリンをかなり弾きこなしたことから、高度な技巧を要求する作品となっており、また後年のゴージャスなオーケストラ作品の片鱗もうかがえる聴き応え十分の一曲となっている。

プロコフィエフ:5つのメロディ Op.35bis
 アメリカ亡命時代の1920年に<5つの歌詞のない歌>という歌曲として作曲したものを、5年後にプロコフィエフ自身がヴァイオリンとピアノのために編曲した作品。亡命時代の作品にはやや晦渋な作風のものが多いが、それぞれにアイデアを凝らした各曲には、ひらめきと感性の作曲家の本領が発揮されている。
 第1曲アンダンテ、第2曲レント・マ・ノン・トロッポ、第3曲アニマート・マ・ノン・アレグロ、第4曲アレグレット・レッジェーロ・エ・スケルツァンド、第5曲アンダンテ・ノン・トロッポ。

R. シュトラウス(1864-1949)
ヴァイオリン・ソナタ変ホ長調 Op.18
 リヒャルト・シュトラウス23歳の時に完成されたこの作曲家唯一の<ヴァイオリン・ソナタ>は、初期の古典的作風を締めくくる一曲と位置づけられ、その作風はブラームスを思わせる。また一方で、色彩感あふれる和声的など、シュトラウス特有の感性もすでにこの作品には表れており、この作品以後、彼が歌劇や交響詩のジャンルに表現の場を求めていった必然性を見いだすこともできる。曲は、堂々たる規模を誇る3楽章構成。ヴァイオリンの技巧は、たいていの協奏曲よりはるかに難しいといわれている。
 第1楽章アレグロ・マ・ノン・トロッポは、情熱的な楽想を中心に立体的に組み立てられた、規模の大きな、生気に満ちた楽章。
 第2楽章アンダンテ・カンタービレは<即興曲>と題され、官能的ともいえるその音楽は、全曲中きわめて印象的な部分を形づくる。
 第3楽章アンダンテ - アレグロは、緩やかな前奏ののち精力的な主部主題が現れ、熱のこもった音楽を展開する。

S.プロコフィエフ(1891-1953)
バレエ「シンデレラ」からの3つの小品 Op.95

 プロコフィエフのバレエ音楽は全部で8つあり、いずれも才気あふれるこの作曲家ならではの魅力に富んでいるが、後半の3曲、つまり<ロメオとジュリエット>、<石の花>、そしてこの<シンデレラ>は、プロコフィエフが1933年にソヴィエトに復帰した後の叙情的な作風がとりわけ新鮮な魅力となって、広く愛好されている。キーロフ歌劇場の委嘱により1940年に着手されたバレエ音楽<シンデレラ>は、第二次世界大戦中に<戦争ソナタ>やオペラ<戦争と平和>などの作曲によってたびたび作曲が中断されたこともあり、1945年にやっと全曲が完成した全3幕50曲からなる作品。プロコフィエフはバレエ音楽の完成に先立って、1942年から43年にかけて3つのピアノ編曲版の曲集を発表しているが、今回演奏される<3つの小品>Op.95はその一つである。すぐれたピアニストとして、独自のピアニズムを展開したプロコフィエフならではの硬質なロマンティシズムが、これらの編曲にも息づいている。
 第1曲「パヴァーヌ」、第2曲「ガヴォット」、第3曲「ワルツ・レント」。

S. プロコフィエフ(1891-1953)
ヴァイオリン・ソナタ第2番ニ長調 Op.94bis

 プロコフィエフは2曲のヴァイオリン・ソナタを残しているが、この<第2番>は1942〜43年に作曲されたフルート・ソナタを1944年にヴァイオリン・ソナタに改作した作品。厳粛で内省的な性格をもち至難な技巧が要求される<第1番>とは対照的に、平明で簡潔な表現により、ロマン的な情緒が独特の魅力を生む音楽となっている。原曲のフルート・ソナタは、プロコフィエフが独ソ戦の混乱を避けてウラル地方の各地に疎開していた時に作曲した作品であり、その初演を聴いたダヴィド・オイストラフがヴァイオリン用に改作するよう勧めたのだった。1944年6月に、オイストラフとレフ・オボーリンによって初演されたこの<第2番>は、原曲のフルート・ソナタ以上に好評をもって迎えられ、現在に至っている。プロコフィエフ特有の硬質なリリシズムが、ヴァイオリンの旋律美を魅力的に際立たせる。
 第1楽章モデラートは、哀愁漂う第1主題と舞曲風の軽やかな第2主題によるソナタ形式。
 第2楽章プレストはスケルツォ楽章で、ドライでどこかシニカルな感じがいかにもプロコフィエフらしい。
 第3楽章アンダンテは、ロマンティックな美しさが際立つ楽章。
 第4楽章アレグロ・コン・ブリオは、行進曲風の堂々たる風格と躍動感に満ちたフィナーレ。

曲目解説:柿沼唯(作曲家)



上原彩子&川久保賜紀デュオ・リサイタル
10年の時を熟して奏でる友情のハーモニー
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2012年6月26日(火) 19時開演 サントリーホール

プロコフィエフ:5つのメロディ Op.35bis
R.シュトラウス:ヴァイオリン・ソナタ 変ホ長調 Op.18
プロコフィエフ:バレエ「シンデレラ」からの3つの小品 Op.95 (ピアノ・ソロ)
プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ 第2番 ニ長調 Op.94

公演の詳細については
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2012年04月04日

横山幸雄、15時間の「ショパン全曲プログラム」について語る

「ショパンの人生における成熟を、私たちの1日の流れに重ねあわせて感じていただきたい」―是非Myクッション持参で(笑)
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―ショパンの作品全曲演奏会は、2010年、2011年に続いて3回目の演奏会となり、今回は「作品番号のついた全作品演奏」ということですが、中でも注目が、ショパンのピアノ協奏曲第1番・ピアノ協奏曲第2番の“ピアノ独奏ヴァージョン”の演奏ですね。
私はこの楽譜の存在を一昨年前に知りました。ピアノ独奏ヴァージョンでショパンのピアノ協奏曲を演奏しておられるピアニストは、まだそんなにたくさんいないと思います。
私自身、演奏会では初めて演奏します。
実際の舞台でどのような演奏になるのか、私も楽しみなんです(笑)

―朝8時からコンサートが始まって、夜までずっとショパンの作品番号順に演奏が行なわれる訳ですが、演奏の中で1日の中の人間の気持ちの変化のようなもの(朝の気分、夜の気分など)はあるのでしょうか。
それはあります。この演奏会で、「ショパンの人生における成熟を私たちの1日の流れに重ねあわせて感じていただく」のも面白いのではないかと思います。
例えば、朝はすがすがしいし、新鮮ですね。演奏会のプログラムでは、そこにショパンの若いときの作品があらわれます。
そしてプログラムのお昼にさしかかるころには若々しいが既に脚光を浴びるショパンがそこにいる。
それが夕方くらいになるとジョルジュ・サンドとの出会いや人生の経験を色々と積んだショパン―それは私たちの1日で言うと、夕方の1日のちょっとした疲れ、そして“乗ってきた感じ”そんな感じでしょうか。
そしてそれを飛び越えて夜になると一種の“疲れ”によってそれがかえってハイ・テンションに向かうような気持ち―ショパンで言うと晩年の体調をこわして1年の大半をベッドで過していながら「第3ソナタ」を完成するというような感覚は、普通なら1日の中で夜食事をして落ち着いてその日の終息に向かう方向にある時に、そこから逆方向にテンションをあげてゆく時がありますが、そこがショパンの人生とも重なるような気もするのです。
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―15時間と長いコンサートになりますが、聴衆の皆さんにお伝えしたいメッセージをおきかせください。
コンサートというと、どこかかしこまって会場に向かう、というイメージがありますね。
それはもちろん、その良さもありますが、このコンサートは「1日中、すこしゆるく」ショパンの人生に浸っている、そんなイメージでお楽しみいただきたいコンサートです。
1回目、2回目とこういったコンサートを行なってきましたが、長い時間のコンサートですので、お客様はトラベル・グッズのようなものをお持ちの方とか、クッション持参でお越しの方とか・・・長時間フライトの気分でお越しの方もおられますね(笑)
通常のコンサートのように2時間集中して、というのではなく、ずっと一緒に浸ってその中で成熟してゆく、テンションも少しずつ上がっていって、皆さんと共につくり上げてゆく、「2012年ショパンの生涯Vol.3」にしたいですね。
朝からご一緒させていただくのはもちろん、お昼のいい時間にご一緒できるのも、その後ずっとご一緒できるのも嬉しいです(笑)
コンサート会場でお待ちしたおります。

―ありがとうございました。



横山幸雄 “入魂のショパン”
<ショパン/ピアノ作品全149曲演奏会>

2012年5月3日(祝)東京オペラシティ コンサートホール
開演:朝7時30分開場/8時開演
夜11時終演(予定)

全4部  ※各部の開演予定時間
〔朝の部〕 午前8時
〔昼の部〕 午後0時50分
〔夕べの部〕午後3時40分
〔夜の部〕 午後7時5分

全日通し券:¥9,500  各部券:¥ 4,000
お問い合わせ:ジャパン・アーツぴあ 03-5774-3040 

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2012年03月22日

川久保賜紀にインタビュー<上原彩子&川久保賜紀 デュオ・リサイタル>

上原彩子さんとの共演やプログラムについて、川久保賜紀さんにインタビュー。
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― 上原さんと初めての共演ですが、どのような思いでしょうか。
昔から凄い方だなと思ってましたので、ずっと共演したいと考えていました。
コンクール以降、会う度に「何かしたいね。」と話していたのでようやく実現したという感じです。10年越しで願いが叶いましたね。
同年代のアーティストとのデュオも今まであまりなかったので本当に楽しみです。

― 川久保さんは上原さんとどのように音楽を作っていきたいと思っているのでしょうか。
そうですね、始めてのリハーサルで決まると思っています!リハーサルを重ねながら彼女と音楽を作っていけたらいいですね。ですから、まだこれからでなんです!
今までじっくりと一緒に音楽を作るということがなかったので、楽しみにしています。

― 上原さんはどんな方ですか?
とっても小柄で可愛らしい方なのですが、芯が強い方なんだろうなぁ…。音楽も情熱的ですし、内には炎のようなものを秘めている方だと思います。

― 2011年に発売されたライブ版CDにもプロコフィエフ、5つのメロディとヴァイオリン・ソナタが収録されていますね。今回のプログラムにも入っていますが、川久保さんにとってどのような曲なのでしょうか。
昔からプロコフィエフが好きでした。ロシア音楽というのもあるのですが、でもショスタコーヴィチよりプロコフィエフの方が弾いてます。
ちょっと切なかったりふざけている部分があったり、人間のいろいろな感情がとてもよく表現されているところに魅力を感じています。
ヴァイオリン・ソナタはもともとはフルート・ソナタとして作られた曲なので、フルートで演奏される時とヴァイオリンで弾いた時と違った印象があって面白いですね。テンポの取り方とか、私はなるべくフルートの演奏に近づけるように弾いています。
どちらともたくさん勉強もしましたし、レコーディングもしているので、ぜひそれを日本の方々に聴いてほしいと強く思っていました。
そうそう、プロコフィエフは昔「ピーターと狼」がとても好きだったんです。きっとその影響もあるかもしれませんね。
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―それぞれの曲の聴きどころを教えてください。
プロコフィエフの“5つのメロディ”は、どちらかというと渋めの選曲になってしまったのですが、1曲1曲がとても短くいろいろな色と面白さを聴いて頂ける曲だと思います。
そしてシュトラウスはガラっと変わって、とてもロマンティックな曲です!

―以前、清水和音さんとこちらの曲で共演されてましたね。
清水さんと共演した時、この曲を初めて演奏したんです。ですから、今回はもっと細部までじっくりと弾きこんでいけたらと思ってます。
このソナタは特にピアノがとても大胆。2人で大胆に弾いていきたいですね(笑)

―今後挑戦したい曲はありますか?
ベートーヴェンですね。ソナタの6番、8番、10番をまだ弾いてないので挑戦したいです。現代曲ですと、ヴィアークとか弾いてみたいです。

―お二人の共演を楽しみにしています。ありがとうございました。


上原彩子&川久保賜紀デュオ・リサイタル
10年の時を熟して奏でる友情のハーモニー

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2012年6月26日(火) 19時開演 サントリーホール
プロコフィエフ:5つのメロディ Op.35bis
R.シュトラウス:ヴァイオリン・ソナタ 変ホ長調 Op.18
プロコフィエフ:バレエ「シンデレラ」からの3つの小品 Op.95 (ピアノ・ソロ)
プロコフィエフ:ヴァイオリン・ソナタ 第2番 ニ長調 Op.94

公演の詳細については

posted by Japan Arts at 17:01| 邦人アーティスト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

舘野泉 フェスティヴァル2012-2013記者会見レポート

 舘野泉さんは2012年の今年から2年間かけて計16回のコンサートを行います。
 題して「舘野泉フェスティヴァル」! 現在75歳。ますます意欲的な舘野泉さんの記者会見でした。
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 この日もいつもの変わらない優しい笑顔で話し始めました。
 週末に左手のためのピアノ協奏曲を書いていただいている一柳彗氏とお話したそう。タイトルは「フィンランド」の予定。壮大な構想があるようで楽しみ、と舘野さん。左手の作品をまとめて演奏したいという構想は3年前くらいから。交流のあるウィーンのサスマン教授が「現在、左手のピアノのための作品は日本が、個性的で素晴らしい発展をとげている」と、おっしゃってくださった。いろいろ構想を練っているうちに、ソロ曲だけではなく、室内楽、オーケストラとの協奏曲も、と夢がふくらんできたそうです。徐々に考えをまとめていき、全部で16回、4つのシリーズとして行うことになりました。今回、記者会見をさせていただいているヤマハ・コンサートサロンでも「響きあう小さな部屋で」というシリーズの公演を行います。

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のどが乾いちゃったので…と言い、長年の友人(東京芸大の同級生!)であり、舘野さんのために左手のピアノのための作品も書いてくださっている末吉保雄さんが、左手の世界、左手の演奏技術についてお話くださいました。
 舘野泉さんの演奏は、熟練の域に達している…左手で演奏する時に、鍵盤を折り返してくる時のテクニックなど。新しい世界、地平が開いているのを感じる。
そろそろ、喉の渇きもおさまりましたか?と言って、質疑応答へ

―日々の生活について、気を付けていること。
「食事を作ったり、散歩をしたり、ピアノの練習をして暮れていく。ピアノは夜の10時以降は弾けないので、その後は大好きな焼酎を飲みながらニュース番組などをはしごする。最近はスポーツ選手を取材したものなどもよく見るが、演奏法の解決になるヒントをもらえることもあるんです。

 左手での演奏は長い鍵盤を行ったり来たり、それに左手だけですべてを演奏しなくてはいけないので休む間がない!とても体力が必要なんですね。それに年も年だし、そろそろ筋トレなんていうことも考えなくてはいけないかなぁ、と考えています。」

―海外での演奏活動について。
「ここ4年くらい、海外でも演奏して欲しいという依頼も多くなりました。ブダペスト、ウィーン、トゥールーズ、フィンランド、エストニアなど…また、60年来の夢でもあるモンゴルにも行って、オーケストラと共演する予定もあって、楽しみにしています。」
少しつけくわえたいのですが・・・と末吉保雄先生。
「今回の「舘野泉フェスティバル」は、我々の世代の作曲家による作品から、若手と呼ばれる年代の才能、さらに海外からも意欲的な作曲家にも委嘱するという構想です。時代も時空を超えて新たな指標を示しているのです。」

同世代(同級生!)のアーティストと演奏すると、長い時を重ねた経験、音楽に対する思いなど共有することができる。と同時に息子たちの世代の演奏家との共演も大きな意義があると感じるし、嬉しい。と、舘野さん。
 和やかな雰囲気で続いた記者会見。最後に記念撮影をして終了しました!
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第1回 新たな旅へ…ふたたび〜
2012年5月18日(金) 19時開演 第一生命ホール
曲目:
バッハ(ブラームス編曲): シャコンヌ BWV1004より 
スクリャービン: 左手のための2つの小品 作品9  前奏曲・夜想曲 
間宮芳生: 風のしるし・オッフェルトリウム(舘野泉に献呈)
 ★日本初の左手ピアノ独創曲(邦人作品)
ノルドグレン: 小泉八雲の「怪談」によるバラードU Op.127(舘野泉に献呈)
         振袖火事・衝立の女・忠五郎の話 
ブリッジ: 3つのインプロヴィゼーション 夜明けに・夜のお祈り・酒宴
 ★左手のピアニストとしての復帰を決意させた、息子ヤンネから贈られた楽曲

詳しい公演情報はこちらから

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2012年03月05日

上原彩子よりチャリティコンサートへ向けてのメッセージ

震災から間もなく1年。
3月10日、東日本大震災 復興支援コンサートを開催いたします。
上原彩子はラフマニノフの2台のピアノのための組曲第2番より 第3、第4楽章を河村尚子と弾きます。




そして一歩前へ…!
音楽の力で復興を
東日本大震災 復興支援チャリティコンサート

2012年3月10日(土)14:00〜 東京オペラシティ コンサートホール
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公演の詳細はこちらから
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2012年03月01日

【速報!】金子三勇士が第22回出光音楽賞を受賞!!

 主にクラシックの音楽活動を対象に、育成という観点から意欲、素質、将来性などに重きをおき、原則30歳以下の新進の音楽家を顕彰する出光興産株式会社主催の音楽賞「出光音楽賞」をピアニスト金子三勇士が受賞いたしました。
今後とも研鑽を積んでまいります。ぜひ今後の活動にもご注目ください。
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≪金子三勇士(ピアノ)≫
1989年、日本人の父とハンガリー人の母のもとに生まれる。
6歳で単身ハンガリーに渡りバルトーク音楽小学校にてハンガリーのピアノ教育第一人者 チェ・ナジュ・タマーシュネーに師事。1997年と2000年に全国連弾コンクール優勝、2001年には全国ピアノコンクール9〜11歳の部で優勝。
2001年、飛び級(11歳)で国立リスト音楽院大学ピアノ科に入学、エックハルト・ガーボル、ケヴェハージ・ジュンジ、ワグナー・リタ に師事。
2006年、日本に帰国、東京音楽大学付属高等学校に編入し、清水和音、迫昭嘉、三浦捷子に師事。
2010年10月にリリースされたデビューアルバム「プレイズ・リスト」はレコード芸術誌の特選盤に選ばれた。2011年第12回ホテルオークラ音楽賞を受賞。
2012年第22回出光音楽賞を受賞。これまでに、小林研一郎指揮/読売日本交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、大阪センチュリー交響楽団(現日本センチュリー交響楽団)、下野竜也指揮/京都市交響楽団などと共演。海外ではハンガリー、アメリカ、フランス、ドイツ、オーストリア、スイス、ギリシャ、ルーマニア、チェコ、ポーランド、中国などで演奏活動を行なう。現在東京音楽大学ピアノ演奏家コースエクセレンス4年在籍中。

【金子三勇士 情報】
金子三勇士 ジャパン・アーツ 情報ページ
金子三勇士 オフィシャルホームページ
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2012年02月28日

「デビュー20周年記念公演 横山幸雄 3大ピアノ協奏曲の夕べ」プログラム・ノート

 横山幸雄がどんなことを試みようと、もうたいていのことには驚かない。プロフェッショナルなピアニストとして20年間の歩みのなかで、彼は驚くべき挑戦を自らに課しては、その成果を克服というよりもむしろ当然という姿勢で聴衆に示してきたからだ。かつてスヴェトラーノフのピアノ協奏曲に暗譜で臨んだことにも驚かされたし、最近では昨年5月にはショパンのピアノ独奏曲の連続演奏に取り組み、18時間にわたり全212曲を暗譜で演奏したことも大きな話題となった。また、2010年10月のショパン忌から、自ら教授として関わる上野学園の石橋メモリアルホールで、ショパンのピアノ独奏曲全曲演奏会を進行し、併せてレコーディングした12タイトルの全集も昨年末に完結させて、音楽家としての充実した進境を示した。
 さて、デビュー20周年という記念すべきシーズンのしめくくりに、横山幸雄が臨むのが時代を画す3つのピアノ協奏曲の演奏会だ。信頼の篤い小泉和裕の指揮、盟友といってよいだろう矢部達哉をコンサートマスターとする東京都交響楽団との共演が組まれている。チャイコフスキーの野心作から、ラフマニノフの大傑作へ。史上最強のコンポーザー=ピアニストのひとりであるラフマニノフへの第3番には、自らも作曲を手がける横山幸雄の敬愛も並々ならぬものがあるに違いない。その間で、ラヴェル晩年の美しい成果が、ロシアのロマン派音楽とはまた異なった夢をみせる。
 こうして、ピアノ音楽が輝かしい豊穣を誇った、ヴィルトゥオーゾ・ピアニストの黄金時代の名曲が選ばれたが、それぞれの様式も要求されるピアニズムも異なっている。協奏曲のソリストとしても豊富な経験をもつ名手だからこその、安定した技巧に導かれて、多彩な世界が拓かれていくことだろう。

チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番変ロ短調 op.23
 ロシアに西欧音楽が導入されたのは18世紀に入ってからで、ロシア固有の情緒と近代ピアノ奏法が魅力的に融合するのは、ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー(1840〜93)の創作においてだった。1874年秋からピアノ協奏曲という未知の分野に取り組んだ新進作曲家は、名手として知られるニコライ・ルビンシテインに独奏パートに関して助言を求めたが、演奏不能だと激しく酷評される。「ピアノ・パートは絶対に弾けないし不器用で陳腐」という先達の批判に対し、「一音だって変えない」とチャイコフスキーは反抗した。しかし初版以降は多くの部分が修正されて、今日に伝えられている。そして、曲は献呈先ともなるハンス・フォン・ビューローが「すべてのピアニストの感謝に値する作品」、「非常に難しいがその価値はある」とみなして練習に励み、1875年にボストンで初演、ニューヨークでも大成功を収めた。78年以降はルビンシテインも愛奏し、友情は回復した。
 ウクライナ民謡やフランスのシャンソンの引用も含み、力強くまた情緒の面でも魅力的な場面に富むこの曲は、表現意欲、内容と、構成や書法との間に未消化な部分を多分に残しつつも、抒情味と技巧性を併せもつ。ヴィルトゥオーゾたちの技巧を強度に引き出す豊かな表現効果を抱き、19世紀的なピアニズムのひとつの象徴として、今日まで燦然たる輝きを誇っている。曲は3楽章からなり、アレグロ・ノン・トロッポ・エ・モルト・マエストーソの長い導入部に続くアレグロ・コン・スピーリト、アンダンティーノ・センプリーチェの第2楽章を経て、アレグロ・コン・フオーコで情熱的にしめくくられる。

ラヴェル:ピアノ協奏曲ト長調
 フランスの作曲家モーリス・ラヴェル(1875〜1937)は、明快な形式を愛した古典主義者で、完成作品としては最後から2番目にあたるこのピアノ協奏曲でもト長調を採ったように、モダニストでありながら調性を重視した。ラヴェルは卓抜なピアニストとは言えないまでもピアノを愛奏し、鍵盤上で作曲しただけでなく、新しい様式が拓かれる契機の多くをピアノ作品に顕している。フランスのクラヴサン音楽の伝統と、ショパンやリストのロマン派的色彩を融合した先に、ラヴェルは独自の明晰な世界を築いていった。
 1929年から、「左手のための協奏曲」ニ長調と並行して書かれた、このト長調協奏曲は31年に完成。翌年1月にマルグリット・ロンのピアノ、作曲家自身の指揮するラムルー管弦楽団がパリのサル・プレイエルで初演した。「モーツァルトとサン=サーンスの精神をもって」作曲されたというが、ストラヴィンスキーやガーシュインに通じる魅力もある。肥大化していく後期ロマン派の豊穣とは異なり、古典的ともいえる室内楽的な書法をとるなかに多彩な要素を鏤めた、ラヴェル一流の美学が鮮明に結実している。
 曲はアレグラメンテ、アダージョ・アッサイ(ホ長調)、プレストの3楽章構成。ラヴェルの母方のルーツであるバスクやジャズを想起させる要素もまじえて、鮮やかな生命感と詩情に彩られた20世紀前半の名作である。

ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番ニ短調 op.30
 セルゲイ・ラフマニノフ(1873〜1943)は、2つの世界大戦を含む激動の20世紀前半を代表するヴィルトゥオーゾ・ピアニストとして名高いだけでなく、ロマン派音楽の豊穣を体現した作曲家として後世に多くの果実を遺した。
 モスクワ音楽院の卒業制作として書かれたオペラ《アレコ》がチャイコフスキーに絶賛された期待の新鋭は、1897年に意欲作の交響曲第1番の初演が酷評されて、大きな精神的ダメージを受ける。精神療法も受けながら、作曲家としての自己を回復したラフマニノフ改心の作が、1900年に着手、翌年に初演をみたピアノ協奏曲第2番ハ短調だった。以降、交響曲第2番などに湧き立つ創作意欲をみせた作曲家が、1909年、「アメリカのために作曲した」のがこの史上の傑作、ピアノ協奏曲第3番ニ短調である。
 1909年秋からのコンサート・ツアーのために初めてアメリカに渡ったラフマニノフが、11月28日のニューヨーク初演に向けて準備したこの作品は、同地で熱烈な歓迎を受けた。翌10年1月16日にはグスタフ・マーラー率いるニューヨーク・フィルハーモニックとも共演された。ロシアの民族的色彩とロマン派の豊穣な感情表現が独自の洗練味をもって結実し、華麗な技巧を駆使しながら、壮大な交響曲的な充実をみせる難曲である。ロシア革命の政情不安を逃れ、1918年以降はアメリカに定住したラフマニノフの代表的な演奏会レパートリーとなった。ラフマニノフを「鉄の指と黄金の心をもった人物」と崇拝するヨーゼフ・ホフマンに献呈されたが、彼の手には余ったようで実演はなされなかった。
 曲は、アレグロ・マ・ノン・タント、インテルメッツォ(アダージョ)、フィナーレ(アッラ・ブレーヴェ)の3楽章構成。両端楽章が自由なソナタ形式をとり、主題的な関連をもつなかに、エピソードを挿む自由な変奏曲が置かれている。ラフマニノフが好んだ鐘の響きも印象的だ。ピアノとオーケストラが緻密に織りなす壮麗な響きのなかに、郷愁や情熱、陰翳や輝きに充ちた豊かな感情が鮮やかに息づく。

青澤隆明(音楽評論)


デビュー20周年記念公演
横山幸雄 3大ピアノ協奏曲の夕べ

2012年2月28日(火) 19時開演 サントリーホール
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2012年02月15日

牛田智大 ピアノ・リサイタル急遽決定!

本格的デビュー公演 急遽決定!
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史上最年少CDデビュー!(クラシック日本人ピアニスト) 

「題名のない音楽会」をはじめ、テレビでも一躍話題。

そして20122月、第16回浜松国際ピアノアカデミー
コンクール第1位に輝く



7月17日(火)19:00 東京オペラシティ コンサートホール
3月31日(土)前売開始決定!

この公演のチラシが出来ましたらお送りいたします(3月中)。
ご希望の方は下記ボタンよりご登録ください。
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【お問合せ】 ジャパン・アーツぴあ 03–5774–3040
主催:ジャパン・アーツ  協力:ユニバーサル ミュージック
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2011年09月01日

河村尚子がワイマールの音楽祭に出演

2011年10月10日ヤノフスキ指揮 ベルリン放送交響楽団にソリストとして出演する河村尚子がワイマールの音楽祭で演奏を披露しました。
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 ピアニストの河村尚子がこのところ目覚ましい活躍を続けている。2011年に入ってから日本とドイツで精力的にリサイタルを行う一方、6月初頭にはロシアの名門サンクトペテルブルク・フィルと初共演を果たした(アレクサンドル・ドミトリエフ指揮。演目はリストのピアノ協奏曲第2番)。その直後、今度はワイマール郊外にあるエッタースブルク城で今年から始まった精霊降臨祭期間中の音楽祭に出演し、「アーティスト・イン・レジデンス」として計4回のリサイタルを任されたというのだから、その期待の大きさが伺われる。筆者は6月13日のマチネー・コンサートを聴くべく、ワイマールに足を運んだ。
 この音楽祭の出演のきっかけは、昨年リストのワイマールの住まいだった「アルテンブルク」で河村が行ったリサイタルだったという。その時会場にいたフランツ・リスト音楽院教授で、リスト研究の権威でもあるヴォルフラム・フシュケ教授が河村の演奏に注目し、新しい音楽祭で弾いてみないかと打診したそうだ。プログラムは「生誕200年のリストに関連した作曲家の音楽を」という条件のみで、あとは彼女自身のアイデアにゆだねられた。その結果生まれたのが、バッハやドイツ・ロマン派の変奏曲を特集した夜、オール・シューマンとオール・ショパンの2回のコンサート、そして「音楽と文学」をテーマにしたサロン風コンサートという、河村の知性を感じさせるプログラミングだ。
 エッタースブルク城はワイマールの駅から車で北に20分ほど行った山中にある(ちなみに、ここからさらに歩けば、ナチス時代のブーヘンヴァルト強制収容所跡にたどり着く)。この城は、18世紀に芸術のパトロンとして知られたアンナ・アマーリア大公妃の夏の居城として造られた。ドイツ統一後は老朽化が進んでいたが、最近大改装を施し、美しく生まれ変わったばかり。今年が第1回ということで知名度こそまだ低い音楽祭だが、芸術の保護に力を入れたアンナ・アマーリア縁の場所で大きな舞台が与えられたというのは、河村にとっても名誉なことに違いない。
 私が聴いた「シューマンへのオマージュ」というプログラムは、前半と後半に『ウィーンの謝肉祭の道化』からそれぞれ1曲、そして『クライスレリアーナ』と『フモレスケ』という2つの大曲が並べられた。前半の『クライスレリアーナ』で河村は、静と動、デモーニッシュな迫力と天国的な恍惚さ、憧れと絶望といった、この作品に内在する対極的な要素を丁寧かつドラマチックに描き出す。特に印象に残ったのは、第2曲での各主題の表情のたくみな弾き分け、第6曲でのどこかなつかしさを感じさせる叙情などで、第7曲での堰を切ったような音の奔流にも圧倒された。会場のゲヴェア・ザールはお城の中の小さなホール。窓の外からは音楽に混じって小鳥の鳴き声が聞こえ、休憩中聴衆は谷に面した遊歩道を散歩できるようになっている。音楽と自然との垣根がここにはなく、ドイツ・ロマン派の世界に突然迷い込んだような、そんな贅沢な時間を味わった。
 後半の『フモレスケ』は、精妙で親密な情感のこもった冒頭の歌い回しから惹き込まれる。『クライスレリアーナ』におけるデモーニッシュさはここでは後退するが、どちらの曲も河村のピアノで聴くと、シューマンが込めた壮麗な音の風景が、すっと心に入って来るのである。この「自然さ」は、彼女がドイツで育ち、この国の言語や自然環境に囲まれながら研鑽を積んできたこととも関係しているのだろうが、河村の魅力はそういった出自や背景を越えた固有のものになりつつある。アンコールに奏でられたリスト編曲による『献呈』は、これまた素晴らしく心に沁み入る演奏。
 この秋、ベルリン放送交響楽団の日本公演のソリストとして来日する河村尚子。いま大きく羽ばたこうとしているピアニストに出会えたことをうれしく思った。

中村真人(音楽ジャーナリスト/ベルリン在住)


berlin_flyer.jpgマレク・ヤノフスキ指揮 ベルリン放送交響楽団

2011年10月10日(月・祝) 14時開演 横浜みなとみらいホール
 「エグモント」」序曲 作品84
 ピアノ協奏曲第5番「皇帝」変ホ長調 作品73(ピアノ:河村尚子)
 交響曲第3番「英雄」変ホ長調 作品55


2011年10月14日(金) 19時開演 東京オペラシティコンサートホール
ブラームス:交響曲第3番 / 第4番

詳しい公演の情報はこちらから

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2011年04月05日

清水和音:掲載情報

*2011年5月号『ミセス』
インタビューが掲載されました。
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2011年03月03日

仲道郁代よりメッセージ[森麻季&仲道郁代 デュオ・リサイタル]

森麻季&仲道郁代 デュオ・リサイタルに向けて仲道郁代よりメッセージが届きました!
売切れ間近ですので、ご購入はお早めに!

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森さんとはこれまでも何度か舞台でご一緒させていただいておりますが、その声の美しさ、表現の豊かさにいつも、感動を覚えながら共演させていただいております。
今年はリスト生誕200年ですが、歌曲でご一緒します。
これらの曲はピアノにも編曲され、ソロでも演奏いたします。リストは歌の作曲家でもあったことを強く感じています。
そんな歌とピアノの春のマチネを皆様にお楽しみいただけたら、と思います。

仲道郁代

美しく、音楽の喜びに満ちた・・・
森麻季&仲道郁代 デュオ・リサイタル
3月19日(土) 14時30分開演 横浜みなとみらいホール

リスト(生誕200年を祝して):
グノー:歌劇「ファウスト」より“宝石の歌”
ショパン:夜想曲第20番 嬰ハ短調 「レント・コン・グラン・エスプレシオーネ」 *ピアノ・ソロ
リスト:夢に来ませ S.282
リスト:愛の夢 S.541
シューマン=リスト:歌曲集「ミルテの花」より“献呈” *ピアノ・ソロ
シューマン:「子どもの情景」より“トロイメライ” *ピアノ・ソロ
別宮貞雄 / 加藤周一:さくら横丁
山田耕筰 / 北原白秋 :からたちの花
リスト:3つのペトラルカのソネット S.270
ショパン:バラード第1番 ト短調 op.23 *ピアノ・ソロ
ロッシーニ:歌劇「セミラーミデ」より“麗しい光が”

公演の詳細はこちらから
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2010年12月03日

横山幸雄さんが「ショパン・パスポート」を授与

引き続き行われた【ショパン生誕200年記念グランド・レセプション】では、中村紘子さんが「グロリア・アルティス文化功労勲章」を横山幸雄さんが「ショパン・パスポート」を授与されました。
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レセプションには、ショパンでつながった世界中のアーティストが集まりました。

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2010年08月02日

【舘野泉 演奏生活50周年記念公演】記者会見レポート

一昨日フィンランドから帰国したピアニスト舘野泉氏の【演奏生活50周年記念公演】記者会見が、8月2日に行われました。
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舘野氏の他に、東京・大阪公演で共演するトランペット奏者の北村源三氏、クラリネット奏者の浜中浩一氏、今回のツアーで世界初演される作品の作曲家 末吉保雄氏、吉松隆氏、舘野と三手連弾作品のレコーディングが予定されている平原あゆみさんが登壇し、今年10月から始まる【舘野泉 演奏生活50周年記念公演】の詳細、このアニバーサリー・イヤーにリリースされるCDの概要が発表されました。
2002年に脳溢血で倒れ、2004年に左手による演奏会で復帰、積極的な左手のピアノ作品・室内楽作品の委嘱など積極的な活動を行う舘野泉。実は東京芸術大学の同級生だったという舘野氏、北村氏、浜中氏、末吉氏4名が学生時代の思い出などを話し、あたたかい雰囲気の記者会見になりました。
最初に、舘野氏が南フランスの作曲家デオダ・ド・セヴラックの遺族から献呈されたという感謝の記念メダルと歌曲のオリジナル譜を披露。長年セヴラックの作品を愛し、10年前「デビュー40周年記念」としてCDをリリースした舘野氏の嬉しそうな顔が印象的でした。
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今年のデビュー50周年記念コンサートで演奏する作品は、2004年日本で初めて作られた左手のピアノ曲、間宮芳正「風のしるし・オッフェルトリウム」、舘野氏がお母様の影響で、小さいときから印象深く感じていたアイヌの詩、民話などがインスピレーションを与えている末吉保雄「アイヌの断章」、各地で演奏すると大きな反響を呼ぶCoba「記憶樹」、同級生トリオ(舘野、北村、浜中)と息子のヤンネ舘野(ヴァイオリン)、弟の舘野英司(チェロ)が演奏する吉松隆「優しき玩具たち」の予定。
中でも末吉作品、吉松作品は世界初演ということもあり、作品が出来上がるのが9月の予定。「まだ出来ていないので何も言えないけれど、ただ楽しみ」とにこやかに話していました。
引き続き行われた質疑応答の様子を一部ご報告します。

Q:今から50年前、デビュー当時の思い出、エピソードを披露していただけますか?
舘野:デビューのために燕尾服というものを父親と一緒に仕立て屋さんに行って作ってもらったのですが、当時はまだ燕尾服、というものがどういうものか、その仕立て屋さんも判っていなかったみたいで「こんな感じの服ですね・・・」「ええ、こんな感じです・・・」というやりとりで仕立ててもらったところ、何となく着心地の悪い肩がピンとあがった燕尾服になってしまって・・・。それで燕尾服が嫌いになってしまったんですね。その後は着ていても演奏していても自由で気持ちが良くて、見ても美しいという服をコンサートで着るようになりました。今でこそ、いろいろな服を着てコンサートを行う方がいますが、当時はとても珍しかったと思います。
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Q:同級生の皆さん、北村源三さん、浜中浩一さん、末吉保雄さん、どんな学生時代だったお話いただけますか?
北村:学生時代の管楽器科というのは体育会系のような部分があって、我々なんかは舘野くんや末吉くんからは敬遠されていたんじゃないかなぁ。それが社会に出てコンサート活動を続けているうちに、みんながんばっているんだ、ということが判ってきました。数年前に70歳以上の演奏家が出演する「グレートマスターズ」のコンサートで再び舘野くん、浜中くんと会って、それが今回の共演につながっているんだと思います。
浜中:学生時代、そして演奏家として活動するようになってからは、ただただ「夢中」になって音楽をしてきました。それが歳をとってきてから、再び同級生が近くなってきた・・・というふうに感じています。東京藝術大学では学内演奏会で演奏する(しないと単位がもらえない)という機会があり、、大学2年生のときに奏楽堂でブラームスのクラリネット・ソナタを舘野くんに一緒に演奏してもらいました。
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末吉:僕は作曲科とはいえ、オーケストラの中でピアノを演奏したり、伴奏をすることが作曲を学ぶ大事な勉強だと思っていたので、ピアノ科の友達、舘野くんなどと一緒にお昼ご飯を食べたり、一緒に行動することが多かったですね。
卒業後はしばらく別々のことをしていたのですが、セヴラック協会の活動を通じて再び一緒に音楽することになりました。舘野くんのコンサートは大きな都市でのものから、小さな村でのものまでいくつか一緒に行って聴かせてもらいましたが「お客さんに話しているように感じられる演奏で、それぞれに感激してまた家に帰っていく」という姿がとても心に残る素晴らしい演奏家だと思っています。
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Q:それではリサイタルで同じく世界初演の作品を作曲してくださる吉松さんからもひとことお願いします。
吉松:舘野さんに演奏していただける作品を書くことはとても光栄で、いつもいろいろな冒険、無理じゃないかな・・・と思うようなことも書いてきたのですが、いつもそれを素晴らしく演奏してきてくださっていました。その逆襲(!)なのかもしれませんが、ピアノ、クラリネット、トランペット、ヴァイオリン、チェロのための作品を書いて・・・だなんて、今は四苦八苦しています。この「優しき玩具(がんぐ)たち」というのは、もちろん「悲しき玩具たち」から来ているのですが、笑わせるようなところも入れてみたいな・・・なんて思っています。
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Q:とても顔色も良く、ごお元気そうにお見受けしますが、何か健康の秘訣がありましたら教えてください。
舘野:特になにもないんですよね・・・。お酒を控えてと言われているけれども、一度やめた好きなことをやめてしまうようなヤワじゃないし・・・。焼酎が好きで前ほどではないけれども3杯くらい飲んでいます。お医者様も嫌いで行かないけれども、数年前から良い整骨院の先生に出会って通っています。ゆっくり身体の調子を整えながら、自然に、自分で治していく・・・という方法が気に入っています。またピアノを演奏するというのは手だけで演奏するわけではないんですね。身体全体で、呼吸や心とともに演奏しているので、それも良いんだと思います。今では右手も上がり、後ろに手が回るようになりました!
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Q:脳溢血で倒れられて「演奏家としては終わりだ」と思われたと、チラシに書かれていますが、ふたたび舞台に戻られた今、舘野さんにとっての音楽とはどのような存在でしょうか?
舘野:小さいときから音楽は当たり前のようにありました。空気のように音楽があったんですね。生きること=呼吸をすることであり、呼吸することは音楽すること、そしてそれが幸せだと感じています。
途中、舘野氏の唯一の弟子であり、演奏会に同行することにより、演奏、音楽との接し方、生きかたなどを学んでいる平原あゆみさんからも挨拶があり、最後に記念撮影を行いました。
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【演奏生活50周年記念公演】の詳細はこちらをご覧ください。

posted by Japan Arts at 19:34| 邦人アーティスト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月18日

仙台クラシックフェスティバル

仙台がクラシック音楽に溢れる3日間。
5回目を迎えた「せんくら」は今秋10月1日よりスタートします!

そして、5月17日に記者会見が行われ、その全貌が明らかになりました。
ジャパン・アーツ所属のアーティストが多数参加します!
詳しい情報は下記公式ホームページよりご覧ください。
公式ホームページ:http://www.sencla.com/

<ジャパン・アーツからの参加アーティスト>
[ピアノ]
仲道裕子
三舩優子
横山幸雄

[声楽]
坂本朱
鈴木慶江
米良美一

[ヴァイオリン]
漆原啓子
川久保賜紀

[チェロ]
遠藤真里
長谷川陽子

[アンサンブル]
TSUKEMEN
トリオ(川久保・三浦・遠藤)
歌ガラ(中鉢・菅・鈴木・坂本)
posted by Japan Arts at 10:09| 邦人アーティスト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月10日

『クロワッサン』に仲道郁代が登場。

2010年5月25日『クロワッサン』
「仲道郁代さんといにしえの美に触れる、奈良の旅へ」
9ページにわたり、特集されました。
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クロワッサン公式ページ
posted by Japan Arts at 11:00| 邦人アーティスト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年02月03日

河村尚子<第20回新日鉄音楽賞>を受賞!

今、最も注目を集めている若手ピアニストの河村尚子が<第20回新日鉄音楽賞>を受賞しました!
http://www.nsc.co.jp/csr/music/prize/20.html
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そして、オーケストラとの共演でも引っ張りだこの彼女は、6月1日ファビオ・ルイジ指揮 ウィーン交響楽団で、ベートーヴェンの「皇帝」を、6月26日飯森範親指揮 山形交響楽団ではショスタコーヴィチ「ピアノ協奏曲第1番」を演奏致します。
≪公演の詳細≫
6/1 ファビオ・ルイジ指揮 ウィーン交響楽団
6/26 飯森範親指揮 山形交響楽団
posted by Japan Arts at 19:13| 邦人アーティスト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月07日

上原彩子よりメッセージ[2010.1.23リサイタル]

1月23日にリサイタルを行う、上原彩子さんから
今回のプログラムに寄せて、メッセージをいただきました。

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プログラムに寄せて
このところベートーヴェンのソナタを以前より多く勉強していて、
そうするとその前の時代のバロックにも強い興味を抱くようになりました。
音楽はどのようにして発展してきたのだろうか・・・。
様々な時代や歴史を、音楽を通して、又作曲家を通して自分なりに感じていけたら素敵だなと思っています。
今回は、そのバロック時代を代表する作曲家、バッハを軸に、プログラムを構成しました。
あの時代の人々にとっては多分非常に革新的であっただろうバッハの音楽を、皆様にどのように感じていただけるのか、とても楽しみです。
また、後半の西村朗さんの鐘をテーマにした作品は、その場の空気を一瞬で凍らせるような不思議な力を感じる曲です。
全く違う時代にリストによって作られた鐘、ラ・カンパネラと合わせてお楽しみいただけたら幸いです。

上原彩子

≪2010年1月23日(土) 14時開演 サントリーホール≫
ピアノ・リサイタルの詳細はこちら!
posted by Japan Arts at 18:58| 邦人アーティスト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月01日

中村紘子、ポーランド共和国文化勲章「グロリア・アルティス」ゴールドメダル受章!

デビュー50周年を迎えたピアニスト・中村紘子さんに新たな勲章
hirokonakamura.jpg ショパンをはじめとするポーランドのピアノ作品を優れた演奏によって広く紹介し、さらにショパン・コンクール審査員として、長年にわたり文化芸術の発展に寄与した多大な功績に対し、中村紘子さんに ポーランド共和国文化勲章 が授与されました。
このゴールドメダル(Gold Medal for Merits to Culture Gloria Artis)は、指揮者のサイモン・ラトルも受章しており、「グロリア・アルティス」と呼ばれるポーランドの権威ある文化勲章の中でも最高位のものです。授章式 は 来年2月を予定しています。
 昨年11月の紫綬褒章、今年6月の日本芸術院賞・恩賜賞に続き、デビュー50周年を迎えた中村さんにまた新たな勲章が贈られることになりました。

また、今年9月にリリースされた演奏生活50周年記念ボックスセット「Hiroko Nakamura at 2009」が、レコード芸術誌の2009年度第47回「レコード・アカデミー賞」(特別部門企画・制作)を受賞しました。9枚のCDと1枚のBlue-ray Discからなるこのセットは、ソロだけでなく、N響メンバーとの室内楽や、ブルゴス指揮ドレスデンフィルとの「皇帝」のライブも含め、10枚すべてが新録音となっています。
(中村紘子 プロフィール)
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[ドリーミュージック☆MUCD81001(9CD+BD)]

≪出演スケジュール≫
中村紘子のホームページよりスケジュールをご覧ください。

posted by Japan Arts at 12:57| 邦人アーティスト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月20日

漆原啓子&練木繁夫デュオによるヤマハ池袋店インストア・イベント

10月17日(土)18:30-19:30 ヤマハ池袋店にて
漆原啓子&練木繁夫デュオのインストア・ライヴが開催されました!
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今回もぴったりと息の合った演奏で、CD収録曲から
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第4番より1楽章。
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第5番「春」より1楽章・4楽章
を披露。
さらに、ヤマハのアコースティックヴァイオリン「アルティーダ」を使ってアンコールに小品を2曲演奏。
(エルガーの「愛の挨拶」とクライスラーの「美しきロスマリン」)

当日も多くのファンの方々が来場され、サイン会も盛況でした。
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漆原啓子&練木繁夫デュオのCDについて「レコード芸術」11月号でも紹介されました♪
デュオについて、レコーディング中の様子が手に取るように分かる 内容です!

posted by Japan Arts at 14:33| 邦人アーティスト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月13日

漆原啓子&練木繁夫デュオによるインストア・イベント

10月9日(金)19:00〜20:00 タワーレコード渋谷にて
漆原啓子&練木繁夫デュオによるインストア・イベントが開催されました!
息のあった二人の演奏。熟練の演奏にお客様もかなり集中していらっしゃいました。 

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次回のインストア・イベントは10月17日(土)18:30-19:30
ヤマハ池袋店で!

本日、19:00〜 紀尾井ホールにて
デビュー30周年記念 練木繁夫 ピアノ・リサイタル
開催いたします! お聴き逃しなく♪

posted by Japan Arts at 11:11| 邦人アーティスト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月01日

練木繁夫からメッセージ動画9

いよいよ、デビュー30周年記念リサイタルまであと13日となりました!
30年間を振り返って思い出に残っている演奏会を一つ、お伺いしました。

練木繁夫さんにとって、10月13日(火)紀尾井ホールでのリサイタルも 今後、10年、20年、30年、50年・・・と続く音楽家としての活動における「始まり」となりますように♪

皆様、10月13日(火)紀尾井ホールでの演奏会、お楽しみください!
詳しい公演情報はこちらから!

posted by Japan Arts at 14:29| 邦人アーティスト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月30日

練木繁夫、インストア・ライブ決定!

9月21日にデュオ初CDをリリースした漆原啓子&練木繁夫デュオの
インストア・ライブが決定いたしました。
<タワーレコード渋谷>
10月9日(金) 19:00〜20:00
詳細はこちらから

<ヤマハ池袋店>
10月17日(土)18:30〜19:30
詳細はこちらから

 
posted by Japan Arts at 12:12| 邦人アーティスト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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