2010年10月18日

ショパン国際ピアノ・コンクール2010のファイナリストが発表されました!

ショパン国際ピアノ・コンクール2010のファイナリストが発表されました!
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2011年、入賞者ガラ・コンサートで日本へ来るのはだれか!?

ユリアーナ・アヴデーエワ Yulianna Avdeeva
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1985年7月3日モスクワ(ロシア)生まれ。
1990年グネーシン音楽学校でエレーナ・イヴァノワの元でピアノを学び始めた。同アカデミーでウラディーミル・トロップ教授の元で、また同時にチューリッヒ音楽演劇大学でコンスタンチン・シェバコフの元で学んでいる。06年ジュネーブ国際コンクールで優勝したほか多数のコンクールで優秀の成績を収めている。彼女はモスクワの主要ホールや、世界中で演奏活動を行っているほか、CDの録音や、ロシアのTVやラジオで収録を行っている。

エフゲニ・ボジャノフ Evgeni Bozhanov
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1984年3月10日ルセ(ブルガリア)生まれ。
2010年エリザベート国際コンクールで2位を受賞。12歳で初めてオーケストラと共演した。エッセンやデュッセルドルフで学び。数々の国際コンクールで優秀な成績を収めた。08年にはアレッサンドロ・カーサグランデ国際コンクール優勝。09年にはヴァン・クライバーン国際コンクールでファイナリストとなった。ラヴィニア音楽祭(シカゴ)、ショパン音楽祭(ワルシャワ)、トリエステ室内楽音楽祭などに招待されている。


フランソワ・デュモン François Dumont
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1985年10月19日リヨン(フランス)生まれ。
パリの国立高等音楽院でブルーノ・リグットに師事。07年のエリザベート国際コンクールなどで優秀な成績を収めたほか09年の浜松国際ピアノ・コンクールで4位に入賞。ヨーロッパ、アメリカで演奏活動を行っている。彼のCDはフランスでディアパソン・ドールに輝いている。

ルーカス・ゲニューシャス Lukas Geniušas
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1990年7月1日モスクワ(ロシア)生まれ。
モスクワ音楽院でヴェラ・ゴルノスタエヴァに師事。モスクワで行われたショパンコンクールなどで優秀な成績を収めている。07年にはスコットランド国際ピアノ・コンクールで2位に入賞。ソリストとしてバロックから現代音楽まで広いレパートリーを誇るほか、室内楽の分野でも活躍している。


ニコライ・ホジャイノフ Nicolay Khozyainov
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1992年7月17日ブラゴヴェシチェンスク(ロシア)生まれ。
モスクワの音楽院でミハイル・ヴォスクレセンスキーに師事。08年パリのスクリャービン国際コンクールで優勝、モスクワで行われた若いピアニストのための第6回ショパン国際コンクールで2位に入賞するなど優秀な成績を収めている。
ロシア、ドイツ、ポーランド、チェコ、アメリカ、南アフリカでリサイタルを行うほか、ロシア国内のオーケストラとの共演を行っている。

ミロスラフ・クルティシェフ Miroslav Kultyshev
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1985年8月21日サンクトペテルブルグ(ロシア)生まれ。
サンクトペテルブルグ音楽院で学んでいる。2007年、第13回チャイコフスキー国際コンクールで最高位(1位なしの2位)。これまでにロシア国内はもとより、ウィーン楽友協会、モーツァルテウム、コンセルトヘボウ、サントリーホール、リンカーンセンターなど有数のコンサートホールで演奏しており、ゲルギエフ、アシュケナージ、ドミトリーエフなど多くの世界的指揮者とも共演している。


ダニール・トリフォノフ Daniil Trifonov
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1991年3月5日ノヴゴロド(ロシア)生まれ。
モスクワのグネーシン音楽院、クリーヴランド音楽院でピアノと作曲を学ぶ。これまでに2006年に北京で行われたロシア国際ショパンコンクールで3位入賞、2008年にはサン・マリノ国際ピアノ・コンクールで第1位、モスクワで行われたスクリャービン国際コンクールで第5位など、数々のコンクールで優秀な成績を収めている。2009年にはカーネギーホールを含む北米、イタリア、ロシア、中国、イスラエルなどを演奏。様々なテレビ、ラジオの収録を行っている。


エレーヌ・ティスマン HélèneTysman
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1982年12月30日パリ(フランス)生まれ。
パリ国立高等音楽院、ウィーン、ケルン、ハンブルグを経て、近年はワイマールのフランツ・リスト音楽院学んでいる。2006年ダルムシュタットで行われた国際ピアノ・コンクール、2008年ポズナンで行われたハリーナ・チェルニー=ステファンスカ記念ヨーロッパ・ピアノ・コンクールで第1位、2009年ミネソタで行われた国際ピアノ・コンクールで第3位を得ている。これまでに、ヨーロッパ各地の他、イスラエル、モロッコなどでも演奏しており、テレビ、ラジオでの収録も多い。また2009年にはショパンの作品を集めたCDを録音した。

パヴェウ・ヴァカレツィ PawełWakarecy
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1987年10月14日トルン(ポーランド)生まれ。ヴィドゴシチにあるフェリックス・ノヴォヴィエイスキ音楽院でカタジーナ・ポポヴァ・ズィドロンに師事。これまでにシャファルニャ・コニンなどを含むポーランドのコンクールで受賞。2009年にはダルムシュタットで行われた国際ショパンコンクールのファイナリストに選ばれている。ポーランド国内はもとより、ドイツ、中国、ロシア、スウェーデン、グアドループなどでリサイタルやオーケストラとの共演を果たしている。

インゴルフ・ヴンダー IngolfWunder
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1985年9月8日クランゲンフルト(オーストリア)生まれ。ウィーン音楽芸術大学を卒業、近年はアダム・ハラシエヴィッチに師事している。これまでにオーストリア、スペイン、アルゼンチン、ポーランドなどで演奏している。
2006年にはポズナン大学のコンサートホールでアグニエスカ・ドゥッチマール指揮アマデウス室内オーケストラとショパンのピアノ協奏曲第1番を競演している。
これまでに、ベルリンのコンツェルトハウス、ウィーン楽友協会、チューリッヒのトーン・ハレなどにも登場している。


写真提供:ショパン・インスティテュート


次のスターは誰だ!!
アシュケナージ、ポリーニ、アルゲリッチ、内田光子、ツィメルマン、ユンディ・リ、ブレハッチなど
ピアニストの世界で頂点に立つ才能を送り出す世界最高峰のコンクール!!
ショパン国際コンクール 入賞者ガラ・コンサート

2011年1月22日(土) 14時開演 オーチャードホール
2011年1月23日(日) 14時開演 オーチャードホール
曲目:ショパン:ピアノ協奏曲 第1番&第2番 他ソロ曲演奏(詳細未定)
発売情報など詳しい情報はこちら



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2010年10月06日

ツィメルマン&ハーゲン弦楽四重奏団、公演プログラム一部訂正のお知らせ

9月28日ツィメルマン&ハーゲン弦楽四重奏団公演の配布プログラムの一部に誤りがございました。
お詫びとともに訂正させていただきます。

現在のメンバーは次の通りです。
ルーカス・ハーゲン(第1ヴァイオリン)          Lukas Hagen (1st Violin)
ライナー・シュミット(第2ヴァイオリン、1987年より。) Rainer Schmidt (2nd Violin,)
ヴェロニカ・ハーゲン(ヴィオラ)              Veronika Hagen (Viola)
クレメンス・ハーゲン(チェロ)                Clemens Hagen (Cello)

尚、第2ヴァイオリンは創設時のアンゲリカ・ハーゲン(Angelika Hagen)が1981年にアネッテ・ビク(Annette Bik)に代わり、1987年から現在のライナー・シュミットに代わりました。
プロフィールの第1行目の「10年以上にわたって・・・」を「早い時期から・・・」と訂正させていただきます。
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2010年10月05日

リフシッツ「J.S.バッハ:音楽の捧げもの」見事レコード芸術10月号特選盤に!

コンスタンチン・リフシッツの最新盤、バッハ晩年の大作「音楽の捧げ物」がレコード芸術特選盤に選出されました。
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この録音の準備のために6年に歳月を費やしたというリフシッツ渾身の作品は朝日新聞やインターネットラジオOTTAVAでも取り上げられるなど各方面で大きな話題となっています。本年12月の来日では18歳のCDデビューで米グラミー賞にノミネートなど世界中を驚愕させた「バッハ:ゴルトベルク変奏曲」を11年ぶりに、そして当盤にも収録されている「バッハ:前奏曲とフーガ〈聖アン〉」を演奏いたします。現代のコンサート・グランド・ピアノを通してバッハの真髄を伝えるリフシッツの芸術にご期待下さい。
http://www.japanarts.co.jp/html/2010/piano/lifschitz/index.htm
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2010年03月09日

ウィーン交響楽団へ向けて、河村尚子 インタビュー

 「こんにちは、お久しぶりです!」と元気な笑顔を見せてくれた河村尚子さん。
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 「日本に来てから雪の降っている土地での演奏が多かったんですよ。冬って、いいですね、空気が澄んでいてピリっとした感じが好きです。」と、日本の冬をとても楽しんでいる様子でした。
 インタビューの後に改めて、彼女の音楽に対する姿勢と温かみのある人柄に魅力を感じました。
 日本各地でもオーケストラや室内楽の公演に引っ張りだこの彼女は6月にファビオ・ルイジ指揮 ウィーン交響楽団とベートーヴェンのピアノ協奏曲第5番「皇帝」で共演します。

ドイツ人が思うベートーヴェン、そしてピアノ協奏曲第5番「皇帝」について
 ドイツ人はベートーヴェンに特に敬意を払っているように感じます。ベートーヴェンに対する熱い想いを感じますね。聴衆の方も演奏家もベートーヴェン好きな人が多いと思います。私も作曲家としてのベートーヴェンも、「皇帝」も両方とも大好きです。
 実は、「皇帝」を昨年の春、初めて弾きました。練習は以前からしてきましたけれど、とても男性らしい曲ですし私に弾けるかなぁと、少し不安だったんです。その後、何回かオーケストラと「皇帝」を共演させて頂いて、今は好きになりました。がっしりとした構成と音楽の中にベートーヴェンの人間らしさや、ロマンティックなところを発見したりして、譜面に向かうたび“発見”をしています。

協奏曲を創り上げるまで
 とりあえずは弾いてみるところから始めます。その次に譜面をよく見て、曲の背景を考えながら弾きます。
オーケストラとの合わせ方の練習は、ピアノでオーケストラの部分を弾いてもらってそれに合わせて弾くという方法です。「オーケストラが問いかけてくるものに対して、私が答える」ということが協奏曲では一番大事なことですから。練習では、かなり集中して弾いています。そして周りの音に敏感にならなければいけないと思っています。指揮者が今何をしているか、楽器が今何をしているかをきちんと把握しておかなければならないので。
ですから、例えばCDに合わせて練習することはできません。録音はいつも同じなのでいつも同じ演奏になってしまいますから…。わたしの場合、練習中も考えがまとまるまではCDを聴かないようにしています。

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<CDは、主に車を運転しながらラジオで聴くと言います「ラジオから聴こえてくるものは“出逢い”があっていいですよね。」>

「皇帝」はどのように完成させていくか
 具体的にここをこういう風に、というよりも、自分自身とルイジさんが考えている音楽をぶつけ合って最終的には良い音楽を創っていければいいなと思っています。

河村尚子が考える「皇帝」
 まず、この曲にはある種の“潔さ”のようなものを感じます。第1楽章は本当にエネルギッシュでマエストーソ、威厳があって堂々とした感じですが、その中にも憂いがあったりします。第2楽章は夜想的で、ラブストーリーの様になっているところがいいですよね。そして、第3楽章はもう晴々として、まるで「遊園地にでも行こう!」とでも言っているかのような(笑)、そういうところが好きですね。

挑戦したい曲、曲への取組み方
 常に挑戦したい曲は頭の中にありますが。この曲は聴衆のみなさんにどんな風に受けとめられるかな?と考えたりしますね。
 初めて取組む曲は、最初一通り弾いて、次に曲の背景などを考えながら弾いてみます。曲を弾く時に詩をつけてみたり、情景を思い浮かべてみたり…ストーリーをつけることもあります。
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 ステージに出てからピアノに向かうまでのあの堂々とした姿は、とても緊張している様には見えませんが「ステージに出る前は静かな所で気持ちを落ち着かせて、深呼吸を何回もします。そうすると頭に酸素がいくので!」「ステージに出てピアノに向かうまでの時間。そういう時間も大切にするようにしています。」と、河村尚子さんらしい答えが返ってきました。

 短いインタビューの中でも彼女の素顔が垣間見ることができ、公演が益々楽しみになりました。
 出演日程は下記の通りです。


≪6月1日はファビオ・ルイジ指揮ウィーン交響楽団で河村尚子が出演!≫
2010年5月25日(火) 19時開演 サントリーホール
曲目:
ブラームス:交響曲第2番
ブラームス:交響曲第1番
2010年6月1日(火) 19時開演 サントリーホール
曲目:
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲 第5番 「皇帝」 (ピアノ:河村尚子)
ベートーヴェン:交響曲 第5番 「運命」
詳しい情報はこちらから 

 
≪飯森範親指揮 山形交響楽団 東京特別演奏会≫
2010年6月26日(土) 18時30分開演 東京オペラシティ コンサートホール
曲目:
ベートーヴェン:「レオノーレ」序曲第3番 Op.72b
ショスタコーヴィチ:ピアノ協奏曲第1番 Op.35(ピアノ:河村尚子、トランペット:井上直樹)
チャイコフスキー:交響曲第4番 Op.36

<チケット>
インターネット:こちらからご購入
TEL:ジャパン・アーツぴあ 03-5237-7711
詳しい公演情報はこちらから

≪11月17日(水)19:00 東京オペラシティ コンサートホール≫
待望のリサイタル!詳細は決定次第お知らせ致します。

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2010年02月26日

河村尚子、山形交響楽団 東京特別演奏会に向けてのインタビュー

山形交響楽団の東京特別演奏会にソリストとして河村尚子が登場します。
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共演する曲目は、ショスタコーヴィチ:ピアノ協奏曲第1番 Op.35 (独奏トランペットと弦楽オーケストラのための)です。
この作品の演奏に当たって彼女に話をを聞いてみました。

この曲との出逢い
初めて弾いたのは4年前です。
その時はエリアフ・インバルの息子ダニエル・インバル氏の指揮でベルリンの近くのプレンツラーのオーケストラとの演奏でした。その時のトランペットはフランクフルト放送交響楽団の元首席トランペット奏者の方でした。

指揮者、飯森範親との共演
飯森さんとは、4回目の共演になります。
飯森さんは細かく演奏家の音を聴いてくださって、ソリストとしては本当に有難い指揮者だと思います。
最近も、モーツァルトのコンチェルトでご一緒したばかりなのですが、その時もやはり自然に自分の音楽を出せました。

この曲にはたくさんのジョークが入っている…
私はもともとこの曲が好きなんです。それぞれの楽章でいろんなキャラクターが曲中に出くるので、とても面白いと思っています。
第1楽章は遊ぶ感じもあり、ジャズ的で踊りの要素があったり、ですがショスタコーヴィチ特有の暗さがあったり、いろいろな要素がありますね。第2楽章は素晴らしく美しいですよね。聴いているだけでも感動してしまいます。
そしてこの曲にはたくさんのジョークが入っていて弾くのがとても楽しいです。第4楽章では中間部のトランペットの後にクラスターでピアノが「ガチャーン!!」って弾くんですよ。最初に聴いた時は「えぇ!?」って思いました。本当に面白い作品ですね。自分で弾く時もハッとなるように弾きたいです。
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楽章ごとの弾き分け
この曲は全部で第4楽章まであるんですが、第1楽章、第4楽章についてはすごく楽しい曲なので、元気のよさを出し、他の楽章では沈んだ感じや洒落た感じを弾きわけ分けられたらと思っています。
自分の頭の中で“こんなフレーズ、こんな場面、こんな気持ち”という様にいろいろとイメージをさせながら弾きます。

ショスタコーヴィチはとってもユーモラス!
ショスタコーヴィチは、写真など見ても精神的に不安定な部分があって、いつもそわそわしていて悲観的な人、という感じなのですが、逆にそれだけユーモアもたくさんあった人なんだろうなと思っています。
とにかく、演奏の途中でハッとさせられるところが好きです。
でも、楽しいだけの演奏では間が持たないと思うのです。楽しい時もあれば、苦しい時もあるという風にバラエティに富んでいるからこそ、この曲の良さがでてると思うのです。

〜動画メッセージ〜


≪飯森範親指揮 山形交響楽団 東京特別演奏会≫
2010年6月26日(土) 18時30分開演 東京オペラシティ コンサートホール
曲目:
ベートーヴェン:「レオノーレ」序曲第3番 Op.72b
ショスタコーヴィチ:ピアノ協奏曲第1番 Op.35(ピアノ:河村尚子、トランペット:井上直樹)
チャイコフスキー:交響曲第4番 Op.36

<チケット>
インターネット:こちらからご購入
TEL:ジャパン・アーツぴあ 03-5237-7711
詳しい公演情報はこちらから

≪6月1日はファビオ・ルイジ指揮ウィーン交響楽団で河村尚子が出演!≫
2010年5月25日(火) 19時開演 サントリーホール
曲目:
ブラームス:交響曲第2番
ブラームス:交響曲第1番
2010年6月1日(火) 19時開演 サントリーホール
曲目:
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲 第5番 「皇帝」 (ピアノ:河村尚子)
ベートーヴェン:交響曲 第5番 「運命」
詳しい情報はこちらから
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2009年10月09日

練木繁夫 デビュー30周年記念リサイタルレポート

10/7(水)に名古屋・宗次ホールにてデビュー30周年記念の練木繁夫ピアノ・リサイタルが行われました。
その様子のレポートが届きましたので、ぜひご覧ください。
プログラムは10月13日(火)紀尾井ホールと同じです!
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プログラムはベートーヴェン最晩年の名作ピアノ・ソナタ第30番、ロマン派ピアノ曲の最高傑作シューマン「幻想曲」そしてベートーヴェン異形の大作「ハンマークラヴィーア」と名作ばかりが並べられ、練木さんの力の入れようがわかります。
どの曲目も本当に丁寧に奏でられて、音楽が感情を持っているかのように切なく、時に活き活きと演奏されていました。
本当に考え抜かれたプログラム、確かな技術で十分な時間をかけて準備されたであろうことがひしひしと伝わる演奏会は本当に感動的で、インスタントで軽い「娯楽」を求めがちなこの世の中で大きな輝きを持っていました。
充実した時間、感動と発見をもたらし貴重な演奏会。ピアニストとして最大の挑戦である「ハンマー・クラヴィア」への練木さんの挑戦は必聴です!

10月13日の詳しい公演情報はこちらから!

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2009年09月18日

練木繁夫からメッセージ動画7

ベートーヴェンの最難曲とも言われる「ハンマークラヴィーア」。
この曲の魅力、聴き所について練木繁夫さんにメッセージを頂きました。 

 練木繁夫さんのリサイタルをお楽しみに!

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2009年09月17日

絶好調のブロンフマン!ルツェルン音楽祭 現地リポート。

メータ指揮/ウィーン・フィルとのブラームス
文:岩下眞好(音楽評論)
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 ブロンフマンは今年、ルツェルン・フェスティヴァルの《アーティスト・エトワール》(招待スター演奏家)に選ばれ、この名門音楽祭で大活躍した。
5週間ほどの会期中に5回のコンサートに出演。しかも協奏曲あり、室内楽あり、ソロ・リサイタルありで、また演奏曲目も、ベートーヴェン、シューマンからチャイコフスキー、プロコフィエフ、ベルク、さらにはサロネンのピアノ協奏曲(作曲者指揮のフィルハーモニア管と共演)やヴィートマンの《ピアノ独奏のための11のユモレスク》といった21世紀の作品(両曲とも2007年の作曲)までと、実に多彩だった。ピアニストとしてのその屈指の実力と稀有の音楽性を、世界中から集まった聴衆に披露し尽くした感があった。

 どのコンサートも大評判だったが、なかでも最も注目を集めたのが、9月7日のメータ指揮ウィーン・フィルとの共演だった。曲目はブラームスのピアノ協奏曲第2番。期待にたがわぬ、この曲の真価に迫る驚異的名演だった。その立役者はブロンフマン。ルツェルンでのメータはやや不調だったようで、この前日のコンサートが、のちに地元の有力紙の批評欄でウィーン・フィルともども手厳しい批判を受けていたが、この日のウィーン・フィルは絶好調だった。メータが手綱を緩めぎみの鷹揚な指揮によって大きなスケールのフレームをつくるなか、ブロンフマンとウィーン・フィルの奏者たちが互いに音を聴き合いながら絶妙な“協奏”を繰り広げてゆく。メータの伸び伸びとしたシンフォニズムと、ブロンフマンが楽員たちと織り成す繊細で生き生きとした室内楽的対話――この二つが融合した演奏は、まさに理想のブラームスであろう。
むろん、ブロンフマンは、男性的で雄渾な楽想には、力強く冴え冴えとしたタッチで立ち向かう。しかも、音楽のフォルムが精密で美しい。第1楽章や第2楽章では、そうしたブロンフマンのピアニズムの力と切れ味が鮮烈な音楽的瞬間を多々つくり出していたが、いっぽうで叙情味やラプソディックな味わいにも欠けない。第3楽章は、ブロンフマンが語りかけ主導するかたちで繊細で深みある室内楽世界が築かれていった。そして、第4楽章は、もう見事の一言に尽きる。ブロンフマンとウィーン・フィルがひとつになってつくる、即興性と活力に満ち、しかもチャーミングな音楽に、耳も心も釘付けになった。

 ブロンフマンといえば、しばらく前までは完璧なテクニックでバリバリ弾くという印象が前面に出ていたが、ここに来て、その完璧な技巧はそのままに、音楽の深みと味わいが格段に増した。それは、彼がソリストとしての活動ばかりでなく、室内楽に積極的に取り組んできたことと無関係ではないと思う。実際、今回のルツェルンでの室内楽、ブラームスのクラリネット・ソナタ第2番ほかでの演奏も、精緻にして繊細で味わいに満ちていた。大ホールで聴衆を唸らせる実力と、室内楽で滋味溢れる楽興の時をつくり出す豊かな音楽性が兼ね備わったところが、最近のブロンフマンの最大の魅力と言うべきだろう。

ブロンフマンの公演情報はこちらから!
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2009年09月01日

練木繁夫からメッセージ動画4

10月13日(火)紀尾井ホールでの「デビュー30周年記念リサイタル」について語ってくださいました練木繁夫さんから「リサイタル準備は順調です!」との連絡がございました。
ファンの皆様へのメッセージをお届けします。

良席はお早めに・・・♪
10月13日の詳しい公演情報はこちらから!
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2009年04月03日

中村紘子デビュー50周年記念記者会見レポート

1959年に楽壇デビューし、2009年の秋に50周年を迎える中村紘子の記者会見を都内ホテルで盛大に行われました。
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 会見では50周年を記念して2009年9月から10年7月にかけて、日本全国を巡るツアーを行う事と、これにあわせ待望の最新レコーディングを、一挙10枚組のボックスCDとして発売されことが発表されました。

 挨拶では聴衆への感謝と50年間演奏活動をしてきた背景を語りました。
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「デビューしてから今日まで、私は大変幸運だったと言えます。
デビュー当時(15歳)は、東京では日比谷公会堂や共立講堂などの会場しかありませんでした。地方に行くとホールは無いので、体育館や講堂のようなところ、また、日本間の畳100畳くらいの大宴会場のようなところでも演奏しました。その後日本の経済成長とともに良いホールがどんどん出来て、現在のようになったのですが、私はその経済成長とともに、それに乗って演奏活動をすることができて、幸運だったと思います。
50年という年月の中では、浮き沈みもありましたが、常に聴衆に支えられてきました。
聴衆との気持ちのやりとりで切磋琢磨され、演奏家として経験を積めたことが大きかったと思います。
ピアノ演奏というのは肉体的にもかなりのことを要求されます。これからは肉体的にも鍛錬してできるだけ長く演奏活動を続けてゆきたいと思っています。今後ともどうぞよろしくお願い致します。」
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50周年記念ツアーの東京・横浜公演は下記の通りです。
また、12月5・12日の公演では1961年に初めて東京文化会館でリサイタルを行った時の再現プログラムとなっており、大変貴重な公演となることでしょう。
2009年9月19日(土)18時開演 サントリーホール
2009年9月27日(日)14時開演 横浜みなとみらいホール
2009年12月5日(土)14時開演 横浜みなとみらいホール 
2009年12月12日(土)18時開演 東京文化会館
  ⇒プログラムなどの詳細はこちらから 

全国ツアーの日程については後日発表致します。

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2009年03月17日

ツィメルマンのピアノ・リサイタルのAプログラムが決定!

zimermanflyer.jpgクリスチャン・ツィメルマンのピアノ・リサイタルのAプログラムが 下記のように決定しました。
Bプログラムの詳細は後日発表いたします。お楽しみに!

[プログラム A]
J.S.バッハ:パルティータ 第2番 ハ短調 BWV826
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第32番 ハ短調 作品111
ブラームス:4つの小品 作品119
シマノフスキ:ポーランド民謡の主題による変奏曲 作品10

[プログラム B]
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第32番 ハ短調 作品111
シマノフスキ:ポーランド民謡の主題による変奏曲 作品10
J.S.バッハ:未定
ブラームス:未定

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2009年01月08日

“ラファウ・ブレハッチ、RSB定期に登場!”

こちらの記事はアーティストニュースのブログで“ベルリン放送交響楽団連載記事”としてアップされてます。1回目と2回目の記事は下記から。
連載1回目はこちらから
連載2回目はこちらから


Blechacz2  ベルリン放送交響楽団(RSB)の日本公演でソリストを務めるラファル・ブレハッチが、12月20日の同団の定期演奏会に初登場した。これは彼にとってはベルリン・デビューにも当たり、キャリアの重要な節目と言える。指揮は当然のことながらマレク・ヤノフスキで、曲目はショパンの「ピアノ協奏曲第1番」。両者が共演するのも、これが初めてだという。

 筆者はリハーサルから見せていただいたが、若いブレハッチに気負いはまったく感じられない。本人が言うところによると、「プロとして活動を始めた頃は非常に緊張しましたが、最近はリラックスしてリハーサル、本番を迎えることができるようになりました」。ヤノフスキは同じポーランドの出身だが、コミュニケーションは何と英語で行われた。これはヤノフスキが子供の時にドイツに移民したため、ポーランド語が話せないためらしい。ブレハッチも「意外だし、面白いですよね」と無邪気に笑う。

 ヤノフスキのテンポは、彼の明晰さを愛する性格もあってか、かなり早い。ロマンティックな曲のキャラクターよりも、技巧的な側面を強調した解釈で、ショパンというよりもメンデルスゾーン、ウェーバー風のブリリアント様式を感じさせる。ブレハッチはそれに応じて超快速テンポにピタリと合わせ、スタイリッシュな演奏を聴かせた。リハーサル後に話を聞くと、こうした解釈は彼の持ち味とも合致するようである。「私は古典的な様式感に惹かれます。例えばドイツ・グラモフォンへの2枚目のCDに、古典派のソナタを選んだのもそのためです。同時にショパンは、モーツァルトから強い影響を受けています。それはコンチェルトでは、きっちりとしたソナタ形式という形で表れています。」

 本番では、音楽にさらに覇気が加わり、緊張感に溢れる35分が展開。最後の音が鳴り終わると、聴衆はブレハッチにブラヴォーと大喝采を送った。ドイツ・グラモフォンと契約したとはいえ、ドイツではまだそれほど知られていないピアニストが、これほどの拍手を受けるのは異例である。デビューは、彼の個人的な勝利と言ってよいだろう。このことは、定期枠にも関わらずアンコールが許可されたことにも表れている(ベルリンの地元置けのコンサートでは、普通ソリストのアンコールはない)。

Blechacz1
 この日は休憩時にドイツ・グラモフォンがサイン会を催したが、こちらも大盛況であった。ベルリンではサイン会はあまり盛り上がらないことが多く、あらずもがなと思う場面も少なくないが、今回はその逆。予定時間の間に終わらず、休憩が伸びてしまうほどであった。本人もファンとのコミュニケーションを楽しんでいる様子で、彼らの一人ひとりと熱心に言葉を交わしていた。というわけで、ブレハッチのベルリン・デビューは、120パーセントの成功のうちに幕を閉じたのであった。

城所 孝吉(音楽評論・ベルリン在住)


◆公演情報
2009年2月9日(月) 19時開演 サントリーホール
2009年2月13日(金) 19時開演 サントリーホール 
http://www.japanarts.co.jp/html/2009/orchestra/berlin/index.htm

全国日程
●2/3(火)18:30 アイプラザ豊橋 *樫本大進 豊橋文化振興財団 0532-61-6145 
●2/4(水)18:30 静岡市民文化会館  *樫本大進  K-MIX(静岡エフエム放送) 053-457-1160
●2/6(金)19:00 アクロス福岡 福岡シンフォニーホール*ブレハッチ 同左チケットセンター 092-725-9112
●2/7/(土)15:00 シンフォニア岩国  *樫本大進 同左 0827-29-1600 
●2/8(日)14:00 兵庫県立芸術文化センター *樫本大進 同左チケットオフィス 0798-68-0255
●2/9(月)19:00 サントリーホール *ブレハッチ ジャパン・アーツぴあ 03-5237-7711 
●2/11(水)14:00 福島市音楽堂 大ホール *樫本大進 同左 024-531-6221
●2/12(木)18:30  日立シビックセンター [売り切れ]チケットカウンター 0294-24-7720 
●2/13(金)19:00 サントリーホール *樫本大進 ジャパン・アーツぴあ 03-5237-7711
●2/14(土)15:00 鎌倉芸術館 *樫本大進 同左チケットセンター 0467-48-4500

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2008年11月29日

掲載情報

2008年11月29日 朝日新聞 夕刊
中村紘子 ピアノ・リサイタルの広告
nakamura.jpg
※クリックすると拡大します(PDFが起動します。)
posted by Japan Arts at 16:00| お知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月05日

掲載情報

2008年11月5日(水)朝日新聞 朝刊
中村紘子、舘野泉が秋の叙勲受賞!
公演情報も掲載されました。
1105tatenaka.jpg

舘野 泉 ピアノ・リサイタルの公演情報
中村 紘子 ピアノ・リサイタルの公演情報
posted by Japan Arts at 17:06| お知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

偉大な作曲家ルトスワフスキ その3

日本ルトスワフスキ協会副会長の阿部緋沙子さんがルトスワフスキさんについて執筆した文章の第3弾です。

ルトスワフスキ先生のこと----------------
最初の手紙  
それは何故か「ムッシュウ・ヒサコ」で始まった。そして松平頼則先生と外国で会われた思い出を語り「マツダイラは大変チャーミングな方ですね」とも書かれていた。
その頃の私は“チャーミング”を“可愛いおじょうさん”の代名詞のように思っていたので何とも不思議な気分だった。それは昨日のことのように思えるが、もう4半世紀も前のことである。
〜中略〜
ポーランドでタクシーに乗って先ずアドレス、次に「ルトスワフスキ氏の家」と言う。と、それまで気の乗らない顔をしていた運転手君の態度が、サッと変る。私は、また!とニヤニヤする。彼は私までも尊敬のまなざしで見つめ「マエストロの所に何故行くことが出来るのか」と興味津津で聞き始める。ポーランドでは至る所でこのような事に出合う。
すべてのポーランド人がその業績を知り、畏敬の念を持ち、そして心から誇りにしている人、それがヴィトルト・ルトスワフスキなのである。
楽譜音楽書展望Vol.23  YAMAHA
1983年9月号より
****
1958年4月28日付けルトスワフスキさんのお手紙の一部
luts_letter.jpg

親愛なるムッシュウで始まっている。
posted by Japan Arts at 10:41| お知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月09日

ビスはしゃべる!

来日早々、取材が殺到。リハーサルやコンサートの合間を縫ってたくさんのインタビューを受けています。

interview.JPG
「音楽に向き合う時間が多い中、テニスやジョギングなどスポーツも積極的。 おいしいものが好き。だから日本は大好きです!」
と、知的なイメージと対比して、普段のジョナサンはあくまでも自然体。

taxi.JPG
8日。タクシーでサントリーホールへ

makura.JPG
本番後。和やかに話をする二人。
そしていつの間にか話題はお勧めの枕の話に・・・

concert.JPG
東響楽団長山下さんからもブラボー!

sign.JPG
快くサインをするビス。

dinner.JPG
日本食レストランで日本酒を頂きました!
美味しい食事に大満足のビスでした。
posted by Japan Arts at 22:59| お知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月08日

ビス:リハーサル・レポート

2008年2月7日
東響交響楽団の定期公演に出演するジョナサン・ビスがリハーサルを行いました。
今回はその様子と素顔のビスを写真でご紹介します!

biss012.jpg
リハーサルでは柔らかく美しい音色でオケと対話しているようでした。

biss021.jpg
2人のジョナサン(お隣は東響ホルン奏者の方)

biss015.jpg
指揮者の大友直人さんと

biss024.jpg
リハーサル後にミューザ川崎でランチ お箸を上手に使います。

biss027.jpg
食後の紅茶。

※画像はクリックすると拡大します。
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2008年01月21日

ジョナサン・ビス「シューマン〜幻想曲ほか」「ベートーヴェン〜ピアノ・ソナタ集」

ジョナサン・ビスはアメリカのピアニストで現在27歳。いまや欧米メジャー・オーケストラのオファーが絶えることのない人気ピアニストである。2006年にEMIと独占契約を結び、2007年に初来日。すでに《クライスレリアーナ》ほか、シューマン作品を収めたディスクをリリース、この1月にはベートーヴェンのピアノ・ソナタ集も発売された(いずれもEMIミュージック・ジャパンより)。
                                   

schumann_biss.jpgリヒテル盤、ポリーニ盤……、その構造美がここまで追求され、明確に示されたシューマンの「幻想曲」は数少ないのではなかろうか。第1楽章は幾分ゆっくり目のテンポでツブ立ちのはっきりとした左手のうねりに、深い息づかいによるテーマが奏される。歌いすぎず、しかし明確なアーティキューレーションを示しながら、すみずみまでコントロールされた音楽作りが魅力的だ。第2楽章でも見通しのいい、音楽の構造がはっきりとわかる演奏を聴かせている。終結部、左手、右手の跳躍が高速で続く難所でも、決して音色が濁ることなく、壮麗な響きをもつこの楽章を余裕をもって弾ききっている。緩徐楽章の第3楽章では、弱音はむしろ控えられ、ダイナミックレンジを広めに取りながら、刻々と変わっていく表情を微妙なテンポの揺れとともに示しており、このピアニストの非凡さが感じられる。《クライスレリアーナ》《アラベスク》では、ビスの卓越したテクニック、ヴィルトゥオージティが思う存分に発揮されている。
cd_biss.jpgもう一方のアルバム、第8番《悲愴》、第15番《田園》、第30番が収められたベートーヴェン「ピアノ・ソナタ集」では、とりわけビスの音楽性が遺憾なく発揮された第30番がすばらしい。白眉はアンダンテの主題と4声のフーガを含む変奏曲形式による最終楽章。異なる表情をもつ各々の変奏曲を持ち前の美音で明快に弾き分けている。とりわけ、このソナタのクライマックスを成す最終変奏では、ベートーヴェン後期作品に見られるロマンティシズムを余すところなく表現している。

(音楽専門雑誌編集部員)

EMI CLASSICSのページはこちらから

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2007年12月12日

ピアニストたちのブログ、スタートします。

ジャパン・アーツでは、世界を舞台に活躍し、才能あふれるピアニストたちをマネージメントしています。

巨匠といわれるピアニストから若きピアニストまで、音楽活動の様子はもちろん、その人となりや生の声など、コンサートからはうかがい知れない「素顔」をこのブログで皆さまにお伝えしていきます。
posted by Japan Arts at 18:50| お知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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