2009年07月02日

2009年公演情報[ジョナサン・ビス]

2008年のリサイタルで会場を沸かせたジョナサン・ビス。
近郊でのリサイタル情報をお届けします!
 
2009年7月11日(土) 11:30開演 フィリアホール
ランチタイムコンサート《プレミアム》
http://www.philiahall.com/j/series/090711/index.shtml
ヤナーチェク:ピアノ・ソナタ変ホ短調「1905年10月1日、街頭にて」
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調Op.57「熱情」
クルターク:ピアノ曲集「遊び」より
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第26番変ホ長調Op.81a「告別」

2009年7月14日(火)19:00開演 王子ホール
http://www.ojihall.jp/concert/lineup/2009/20090714.htm
ハイドン:ソナタ 第46番 変イ長調 Op.54-3, Hob.XVI-46
シューマン:クライスレリアーナ Op.16
ヤナーチェク:ピアノ・ソナタ「1905年10月1日、街頭にて」
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第23番 ヘ短調 Op.57 「熱情」

posted by Japan Arts at 17:03| ジョナサン・ビス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月14日

ビス:帰国

13日のリサイタルを終えたビス。翌日は帰国の日でした。
※昨日のアンコール情報はこちらからご覧になれます!

また、リサイタルを聴いたお客様からコメントが届きました。
◎心に浸みる音色。あの若さで シューベルトをあれだけ聴かせるなんて驚きでした。
そして堪能しました。瑞々しい感性、昨夜の余韻に未だ浸っております。

◎シューベルトのソナタはなんとなくとっつき難い印象でしたが、彼の演奏で一気に好きになってしまいました。
彼のしっかりと芯のある落ち着いた音色は独特ですね! 
パラパラと早く弾いている時も、単にキラキラしているだけじゃない、しっかりと内実のある輝きのある音色…。人生経験をもっと積んでもらって、10年後、20年後にも聴いてみたいと思う、先が楽しみなピアニストです。
他の作曲家もいろいろと聴いてみたいと思うピアニストに出会えてよかったです。

◎若手演奏家によくみられる、技巧重視のプログラムではなく、ジックリと聴かせる内容と演奏がとても好印象でした。
これからまたどんなレパートリーを聴かせてくれるのか注目したいと、久しぶりに思わせてくれる演奏家でした。

◎とてもいいアーティストですね。シューベルトのあの狂気に満ちた幸福な浮遊感、よかったです。

◎ヤナーチェクが名演!シューベルトも曲の核心に迫っていました。軽く触れるように弾く箇所を聴いて、モーツァルトも聴き栄えがしそうだと感じました。
タイピンなしでラフに締めているネクタイが良く似合っていて、それが聴き手の緊張を解いてくれているように感じました。

◎叙情的な表現をする、大変すばらしいピアニストだと思いました。テクニック競争みたいな時代が一段落した感じで、今後の活動がますます楽しみです。
ベートーヴェンの2曲は、古典派というよりもロマン主義に繋がる要素を強く打ち出した演奏だと感じました。パッション溢れるヤナーチェクも印象的です。シューベルトのソナタについては、第2楽章で期待以上においしいところを聴かせてくれたばかりか、ドラマとして説得力のあるまとまりを単なるアイディアではなく、正攻法で聴かせてくれたように思いました。

◎シューベルトも、もちろんすごく素敵でしたが、初めて聴いたヤナーチェクが新鮮でした。曲の舞台になったブルノは、旅行中に電車で通った街で、車窓から見た街の様子を思い出したりして幸せな時間でした。

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日本食が大好きなジョナサン。「No.1は梅とささみが入ったうどん」となんとも渋好みな答え!
今度美味しい釜揚げうどん屋さんをご紹介したいと思います。「次の来日も楽しみだなぁ」とニコニコしながら、帰国の途につきました。

ビスが次回の来日するのは2009年7月です!!


また、各紙に批評が掲載されました。
・東京新聞 2月23日 公演評
・読売新聞 2月19日 公演評
・日本経済新聞 2月15日 CD紹介/CD評

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2008年02月12日

ビスへ「数々の感動の声」

8日、10日の東響定期公演を終え、たくさんの感動の声が届きましたのでご紹介します。

◎本当に柔らかい音色でピアノを美しく鳴らし、空気と融和するような響きはとても心地よかったです。

◎演奏スタイルに時代を超越したものを感じました。まさに「時代を超えてつむがれる旋律美」が彼の中に息づいていると感じました。

◎“百聞は一聴に如かず”…若手の実力派ピアニストという噂は聞いていたけれど自分の耳でそれを確信しました。

◎物凄いテクニックと音楽性の持ち主だと思いました。彼はひとつの音符の中に、言葉にできない劇情を表現したかと思えば、すぐ次の音符に永遠の静寂を描き出してくれました。

◎最初の一音から、ノックアウトされました!

◎一見さりげない演奏のように見えて、実はそこに「息をのむような“音の世界”」がありました。

◎良い面の若くエネルギッシュで明快な音色でありながら、本当に繊細なベートーヴェンできっちり自分の音楽を持っている人だと感じました。

◎音の美しさ、作品を正面から自然に歌う力とオーケストラを惹きつけるアンサンブルの力に驚きました。とにかく、初めて聴く人の耳をとらえてはなさないと思います。

◎こんなに若くして多くのことが自然にできてしまうピアニストってこれからどうなっていくのだろう…と、これからがますます楽しみになりました。

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今日のビス

日本のオペラ鑑賞初体験!
鮫島有美子の「夕鶴」を鑑賞。
「物語は子供の頃読んだことがあります。照明を効果的に使った演出が素晴らしかった。」
2月11日サントリーホールにて

ビスが感動した「夕鶴」公演はこの後以下のような日程です。
2月20日(水) 豊田市コンサートホール 豊田市コンサートホール 0565-35-8200 
2月24日(日) 福島市音楽堂 (財)福島市振興公社 024-531-6221
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2008年02月09日

ビス:コンサート・レポート2

ベートーヴェンは構築性を重視する演奏が多い中、ビスの音楽はあくまでも自然で美しい。その泉のように流れ出る輝く音色と彼の作り出す成熟した音楽に、共演した方々からも大絶賛。
明日10日の川崎公演ではますます息の合った演奏が繰り広げられることでしょう!
そして、13日のリサイタルでは、「悲愴」の2楽章に注目!


続いて皆様からの声をお届けします!

指揮者 大友直人
集中力と音色、ハーモニー、スタイル、全てを兼ね備えている稀に見る逸材。将来が楽しみです。

ゲストコンサートマスター レオン・シュピーラー(元ベルリンフィル コンサートマスター)
稀にみる才能です。音色が美しいだけでなく、成熟された音楽。またアンサンブルを作る力があり、彼の魅力的な音楽性にオーケストラは引き込まれていきました。特に2楽章のラルゴは見事でした。オーケストラもまた共演を望んでいるに違いありません。

アシスタント コンサートマスター 広岡克隆
素晴らしいピアニストです!特に2楽章の冒頭10小節では、やわらかく繊細な音色に思わず聞き入ってしまいました。また将来ご一緒したいです。 

ホルン首席奏者 ジョナサン・ハミル
まるで指が鍵盤の上を滑っているかのよう。あんなにきれいでやわらかい音は初めて聴いた。最高のベートーヴェン3番でした! 

楽団事務局 梶川純子
端正な演奏です。音色がやわらかく2楽章では真珠の粒のようにきらきらと光り輝いていて素敵でした。これからの活躍が本当に楽しみです。


音楽評論 岡本稔

2月8日、東京交響楽団川崎定期演奏会でビスを聴いた。ベートーヴェンのピアノ協 奏曲第3番という渋い選曲。そこでジョナサン・ビスは柔らかく、ニュアンスに富んだタッチによって古典とロマンの間を揺れ動くベートーヴェンの音楽の精髄を余すところなく表現した。もっと技巧を表面にひけらかして聴き手を圧倒するピアニストは掃いて捨てるほどいる。でも、真に心に染み入る音楽を奏でる人は、若手では稀有の存在である。

posted by Japan Arts at 22:38| ジョナサン・ビス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ビス:コンサート・レポート

2月8日サントリーホールで行われた東京交響楽団の公演でベートーヴェンのピアノ協奏曲第3番を演奏したジョナサン・ビス。
休憩中、彼の美しい音色、フレッシュな演奏への賛辞を多く耳にしました。

お客様の声
素晴らしいアーティストですね。
聴いていてシュナーベルの録音を思い出しました。
(ちなみに、ジョナサン・ビスの my great pianistsは、ルービンシュタイン、リパッティ、シュナーベルだそうです。この感想を伝えたら、本当に嬉しそうな顔をしていました。)
きれいな音ですよねぇ。
音楽が途切れることなく、自然に流れていく。
かといって淡白なわけではなく、過度何かがあるわけでなく、「そこにあるのは音楽」という感じ。
美しいです。

昨年、武蔵野公演で初めて聴いてファンになりました。
今日の協奏曲もそうですが、来週のリサイタルも必ず行きます。
こんなに夢中になれるピアニストに出会えて幸せです。

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2008年02月08日

ビス:掲載情報

2008年2月8日朝日新聞 夕刊
『米の若手ピアニスト』としてジョナサン・ビスが紹介されました。
リサイタル情報も掲載されました。
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2008年02月06日

ビスへの期待〜CD<ベートーヴェンソナタ集>を聴いて

 音の構造にこだわる人である。《悲愴》の序奏は往年の巨匠を思わせるほどに間が深いが、主部へのギア・チェンジは鮮やかで、焦燥感のあるアゴーギクとともに疾走していく。テンポの変化もダイナミック・レンジも幅が広いため表現の彫りは深く、ペダルの使用は少なめで音像は明晰。つまりは曖昧さを残さず細部まで明確に音楽を描こうという意思が感じられ、またそれを実現できるピアニストなのだ。今後の成長と熟成が楽しみな才能である。
<音楽ライター 友部衆樹>

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2008年02月05日

ジョナサン・ビス本日来日!

待ちに待ったジョナサン・ビスが来日しました!
「遂にベールを脱ぐ、破格の才能」
都内でのリサイタルは、13日(水)です。


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来日早々で少し疲れ気味。
それでも笑顔で「日本が大好き!来日できて嬉しい!」と話していました。

♪ ジョナサン・ビス ピアノ・リサイタル 19:00 [東京オペラシティ]

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2008年01月30日

ジョナサン・ビス コンサートレポート

1月17日 ヤニック・ネゼ=セガン指揮:バーミンガム市交響楽団

後藤菜穂子(音楽ジャーナリスト 在ロンドン)

 アメリカ出身の若きピアニスト、ジョナサン・ビスが英国のバーミンガム市交響楽団と初共演、ベートーヴェンの「ピアノ協奏曲第3番」に挑んだ(1月17・19日、ヤニック・ネゼ=セガン指揮)。
 ビスは欧米ではEMIからリリースされたシューマンのディスクで高い評価を受け、今や次世代を担う大型ピアニストとして注目されている。今シーズンはベートーヴェンのソナタ・アルバムをリリースするなど、ベートーヴェンに特に力を入れており、リサイタルでソナタを取り上げるほか、各地でピアノ協奏曲第2番、第3番、第4番を弾いている。
 これまで何度かビスの演奏に接してきたが、まず耳を捉えるのは彼のタッチのしなやかさだ。どんな強い、あるいは速いパッセージにおいても打鍵のインパクトを感じさせない流麗な指運びは見事だ。しかし、そうしたテクニック以上に彼の演奏から強く感じられるのは、曲の全体像に対する深い洞察力である。ベートーヴェンのピアノ協奏曲におけるソロとオーケストラのバランスについてここまで配慮できるピアニストはなかなかいないと思う。
 第1楽章の冒頭からすでにビスは音楽と一体化し、オーケストラの序奏を有機的に受けてピアノが登場する。ときにはダイナミックかつ情熱的に主張し、ときには繊細な表情を見せ、しかも全体の流れを見失うことがない。カデンツァは重厚で、彼の確かなテクニックを印象づけた。
 遠隔調のピアノ・ソロで始まる第2楽章では、ロマンティックな抒情性を前面に出し、まるで音の詩人のようだ。終楽章のロンドでは、欲をいえばもう少し歯切れがあってもよいかと思ったが、終始オーケストラと活発な対話を繰り広げた。
 『ガーディアン』紙の評でも「ビスの演奏は非常に流麗かつクリアで、しかも高い集中力がある。モーツァルト的な優美さと革命的な情熱を組み合わせたアプローチには豊かな感受性が感じられ、今後ますます深みを増すだろう」と賞賛された。
日本でもリリースされたCDが話題になっているというビス。東京でもフレッシュな演奏が披露されるにちがいない。

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2008年01月23日

ビス:推薦の一言

“透明度のあるきれいな音で歌われる「悲愴」のアダージョ・カンタービレ。清澄な音色と流動感。聞き終った後もビスの音色は耳に残る。新感覚の21世紀のピアニスト”
<音楽ジャーナリスト 菊島大>
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2008年01月21日

ジョナサン・ビスのおもしろプロフィールB

“音楽を演奏することは、常にもがき続けること”


そして、インディアナ州ブルーミントンで成長したビスは、すばらしい教師に恵まれました。カレン・テイラーに、エヴリン・ブランカート。ブランカートは、ビスの難しい思春期6年間にわたり、いろんなことを教えてくれました。

17歳でカーティス音楽院に入学、そこでレオン・フライシャーに師事します。「フライシャーの美しい音の創造にはいったいどんな手品や薬物が潜んでいるのか」と、ビスはピアノの下を覗き込んで秘密を探したそう。当時の驚異的な学びの経験が、いまのビスを作り上げたのでしょう。


同じ頃ビスは、現在の活動へとつながるコンサート活動を開始しました。ミズ・フリード(そう、ビスのお母さんです)、マエストロ・マゼール、そして2007年11月のクリーヴランド管との出生後の再共演も。

ビスの音楽に浸った生活は非常に大きな充足感を与えたといいます。

でも、音楽を演奏することは常にもがき続けること。ビスはこのもがきを生き、その成果を他の人々と分かち合うことは喜びであり特権であると考えているといいます。

posted by Japan Arts at 10:22| ジョナサン・ビス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月18日

ジョナサン・ビスのおもしろプロフィールA

ビス、6歳児にして超人的能力発揮

長兄がピアノを始めたばかりのとき、バスルームも含め家中の部屋という部屋から音楽が流れていたのをビスは覚えているといいます。バスルームは、装飾はいまひとつながら、音響的特質からポイントが高かったようです(笑)。

さらに、面白いのは、ビスが成人後に固執する二大テーマの原点はここだったのかもしれないと、ビスの友人はいっています。

その二大テーマとは、ピアノという楽器が持ち運びしにくいことに対するフラストレーションと、小ホールへの特別な愛着、ということ。ビスは、そんなにもバスルームの響きを好んでたのですね。

そんな背景を考えてもビスが6歳でピアノを習い始めたのは、その家庭環境にあった感じがしますが、実は彼自身がピアノを習いたいと思ったからだそう。ビスの情熱は、その当初から顕著で、6歳児の体力的知的能力を遥かに超えていました。

その情熱たるや、ものすごいもので、ビスの友人や関係者をして、「強迫観念」とも「ノイローゼ」ともいわしめています。

「偉大な音楽に対して正義を貫くことは実現不可能な目標である」という確固たる考えをビスは持っているといいます。それ以外のアプローチは考えられないというのがビスの音楽に対する思いだそう。

「音楽がチャレンジングで人生を変える力があると思わなくなってしまったら、僕は音楽をやめて会計士になるよ」とビスは言います。

 ⇒Bに続く

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2008年01月17日

ジョナサン・ビスのおもしろプロフィール@

 

生まれる前からカーネギーの舞台に立つ!?

欧米のあちこちで既に大活躍をみせるジョナサン・ビスは、1980年生まれの弱冠27歳。

彼のプロ・デビューはいったいいくつの時だろうと誰もが思うのですが、ちょっと面白い話があります。

デビューは1979年、カーネギーホールでのロリン・マゼール指揮クリーヴランド管とモーツァルトのヴァイオリン協奏曲ト長調で共演したときのことといいます。

1980年生まれなのに? なぜ、ヴァイオリン?

実はビスがまだお母さんのお腹の中にいたときの話。そう、ビスのお母さんはヴァイオリニストとして、カーネギーホールのステージにビスと一緒に立ったのです。

その当時の「ニューヨーク・スターブルティン」では次のように書かれています。
「明らかに妊娠中のヴァイオリニスト、ミリアム・フリードは非常に説得力があり、また明白に活動的なソリストであるが、ビス氏のより控えめな貢献に感動せずにはいられなかった。静かに、実に静かに、しかし心に残る内面的確信があった」。

この批評からも分かるように、両親ともにヴァイオリニストで、ビスの幼少時代は音楽にどっぷり浸かったものだったといいます。
 ⇒ Aに続く

posted by Japan Arts at 14:50| ジョナサン・ビス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ジョナサン・ビスについて

 1980年生まれのビスは、およそ巨匠的とも言えるピアニズムを展開する。躍動的な場面は限りなく感情を放出し、静謐なところに差し掛かると計り知れない内省の淵を覗き込む。ときには燃え上がるようなロマンを謳歌し、ときには怒涛のようなパッションで迫る。やや表情付けがオーバーな面もなきにしもあらずだが、それは若さゆえの情熱であり、この時期そういった要素がなければ今後大成しないこともある。けれども作品のクライマックスに向かっていくエネルギー、また疾走感は何ごとにも代え難く、このピアニストのひとつの資質には違いないのである。

音楽評論 真嶋雄大
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2008年01月11日

ビス:初リサイタルを待ち望む方々からのメッセージ

ヨーロッパ・ツアー初日は大成功
2008年1月8日ハンブルグでの公演を終えたビス!
現地のマネージャーから「ネヴィル・マリナーが指揮するセント・マーティン・イン・ザ・フィールズとのヨーロッパツアーは、まだ始まったばかりですが、ビスは大きな成功を収めています。昨日はスタンディング・オベーションがなかなか終わりませんでした。」と連絡がありました。
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2008年01月08日

ビス!の素顔

ビス!
彼に会ったのは2007年1月。
写真だけでは、どことなくとっつきにくい印象があったのですが、成田空港で彼を迎え、リハーサル、コンサートの合間に話してみると彼は(!)“普通の青年”でした。
「音楽家」として、音楽をとことん探求する姿はもちろんのこと、人間としても、知的で、話題も豊富。魅力的な人でした。

ビス!は、少し意外ですが料理好きです。
(ピアニストはお料理しない、と思っている人も多いと思いますが!!)
特に、コトコトと煮込む料理は好きだと言ってました。
そのコメントを聞いて、音楽を心の奥底で温めるビスにぴったり!と納得したのは私だけではないと思います。
日本食にも興味あり。なんと、梅干も大丈夫です。そうそう、日本酒も!

あれから1年。
今日はドイツのハンブルクで、ネヴィル・マリナー指揮のセント・マーティン・イン・ザ・フィールズと共演しています。
再会が楽しみですし、今回はもっと多くの方々に彼の演奏を聴いていただきたいと思っています。



洞察力に冨み、作曲家に対する深い敬意を感じさせる、
ジョナサン・ビスの磨き抜かれたピアニズム

伊熊よし子(音楽ジャーナリスト)

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2007年12月25日

ビス:インタビューが掲載されました

東京交響楽団のホームページに、10月のニューヨークフィル定期演奏会の様子と、インタビューが掲載されました。
http://www.tokyosymphony.com/news/index.html#071218_2
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2007年12月21日

ビス:絶賛の嵐

[クリーヴランド・プレイン・ディーラー紙]

ピアニスト、ビスによる素晴らしい演奏
ドナルド・ローゼンバーグ


 セヴァランス・ホールで木曜日(11月29日)に行われた、ジョナサン・ビスのクリーヴランド交響楽団との素晴らしいデビュー公演においては、いくつもの特筆すべき点があったが、そのひとつとして、ビスがベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番の作品に完全に没頭して演奏していたことが挙げられる。ビスは、詩的で心が浮き立つようなこの作品が豊かに花開いていくさまにインスピレーションを受けているかのように演奏した。すべてのフレーズにおいて形、方向性、そしてバランスが第一に考慮されて形作られていた。

  27歳のビスは、ショーマンシップではなく、純粋に音楽の才能のみに根ざしたキャリアを築いてきた。技術的に風変わりなことをすることもなく、このベートーヴェンの協奏曲のように威厳に満ちた洗練を感じさせる作品においてそれはなおのことであり、器用さと抑制力によって音楽を最も直接的にかつ堂々と主張させている。
 彼は、出だしのソロのフレーズを最大限にシンプルに形作り、その後に続く音の変容についての関心をかき立てていた。

  彼の演奏はしなやかで落ち着きがあり、そして輝きをもって鳴り響いていた。緩楽章においては、オーケストラの厳格な主張に、流れるように、そして厳粛さをもって応え、それには一抹の憧憬も加わっていた。
 最終楽章では、ビスの茶目っ気ある性質とともに、素早いタッチと力強さが備わった耳を奪われるようなカデンツァを引き出した。ビスによるベートーヴェンの演奏の明快さと感性は、このオーケストラが持つ真正のクラシシズムと見事に釣り合っており、それを用いて客演指揮者ジェームズ・コンロンは鮮やかなまでの効果をもたらした。
 

http://blog.cleveland.com/reviews/2007/11/cleveland_orchestra_concert_sh.html


[ビーコン・ジャーナル・アーツ・アンド・カルチャー・クリティック]

輝かしいデビューを飾ったピアニスト
イレーン・グレギアン


 私は、クリーヴランド交響楽団の演奏会で、ソリストたちが置かれた環境にいかに反応するかを観ることに飽きることがない。歌手というのは常に最も外交的であり、服装も華やかで聴衆と一体になることに意欲的である。一方、ピアニストというのはまま、内気な人たちである。オーケストラとのデビューを果たすこれらのソリストたちに、最も心揺さぶられる。

 木曜日(11月29日)の夜、27歳のジョナサン・ビスはベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番を弾くという経験を得て、心底圧倒されている様子だった。
 彼に向けられた温かい拍手を受け入れながら、彼は手を胸に当てて客演指揮者のジェームズ・コロンとコンサート・マスターのウィリアム・プルーシルの両者に語りかけ、感謝の意を身振りで表現した。ビスが感極まるのも、もっともなことだった。順調に築いてきたキャリアにおいて、その夜のデビューは大いなる成功に終わったからである。
 ビスは6年前にニューヨーク・フィルハーモニックとのデビューを飾った。現在の彼は、ソロや室内音楽活動、そしてオーケストラの共演を世界中で行っており、多忙を極めている。
 録音の機会が減っているこの時代にあって、ビスはEMIレーベルと契約を結び、今年ソロ演奏によるベートーヴェンの素晴らしいCDをリリースした。
  このピアニストには、ベートーヴェンが似合う。彼は、協奏曲第4番を大胆に演奏し、第1楽章では輪郭を明確に削りだしていた。同時に、ビスはこの作品の詩的な側面もとらえていた。緩楽章においては想像的な表現を加え、ファンタジーのレベルにまで高めていた。ロンドにおける驚くほど軽く、素早い走句は、指揮者のコンロンによって注意深く統制されてオーケストラと美しく調和していた。
  ビスの技術は彼の音楽性と釣り合っており、それは双方が実に豊かであることを意味している。この若き音楽家には明るい将来が開かれている。
 
http://www.ohio.com/entertainment/guregian/11990611.html
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2007年12月14日

ジョナサン・ビス

ジョナサン・ビス Jonathan Biss

 26歳のアメリカ人ピアニスト、ジョナサン・ビスは、一切のコンクール歴を必要とせずに、既に北アメリカやヨーロッパでのオーケストラ、室内楽団との共演およびリサイタルでの演奏を通して、国際的な評価とともに、完成された優れた音楽家であることを各国で立証しつつある。
ビスは音楽家の家系の3代目である。祖母は初の有名な女性チェリストの一人であり(サミュエル・バーバーが彼女のためにチェロ協奏曲を作曲したほどだ)、また、彼の両親は、ヴァイオリン奏者のミリアム・フリードと、ヴィオラ奏者でもありヴァイオリン奏者でもあるポール・ビスである。音楽に囲まれて育った彼は6歳でピアノを習い始め、初めて共演したのが父と母であった。その後、フィラデルフィアにあるカーティス音楽大学で、レオン・フライシャーに師事した。
  6年前にニューヨーク・フィルハーモニー管弦楽団にデビューして以来、ビスは欧米の主要なオーケストラと共演し、様々な音楽祭にたびたび出演し、内外の主要な都市でリサイタルを開いている。
  既にニューヨーク・フィル、ボストン響、クリーブランド管ほか、北米のすべての主要なオーケストラは勿論、ヨーロッパではBBC交響楽団、イスラエル・フィル、ミュンヘン・フィル、ロッテルダム・フィル、ベルリン国立歌劇場管弦楽団との共演を果たしている。共演した指揮者バレンボイム、ブロムシュテット、コンロン、デュトワ、レヴァイン、マゼール、サー・マリナー、ティルソン・トーマス、スラットキン、ズッカーマン、ジンマン、サー・アンドリュー・デイヴィスらは、皆、ビスの並々ならぬ演奏を高く評価している。
 リサイタルでは、北米の他にパリ、ブリュッセル、ミラノ、アムステルダム(コンセルトヘボウ)、ロンドン(ウィグモア・ホール)で既にデビューを果たしている。また、ヴェルビエ音楽祭、ザルツブルク音楽祭、ラヴィニア音楽祭を始め、シュレスビッヒ・ホルシュタイン、タングルウッド、アスペン等の世界各地の音楽祭にも出演している。
  2007-08年の主要な活動としては、ロンドン、シュツットガルトでのリサイタル、デンマークとロンドンでリチャード・グードとの2台のピアノによるリサイタル、ルツェルン音楽祭と国際ベートーヴェン音楽祭へのデビュー、北米の5つのオーケストラとの共演、そしてヨーロッパのデンマーク放送響、スウェーデン室内管、シティ・オブ・バーミンガム響、バンベルク響、BBCフィルへのデビューがある。またブダペスト祝祭管、ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管ほかと共演し、サー・ロジャー・ノリントン指揮のカメラータ・ザルツブルクとのオーストリア・ツアー、サー・ネヴィル・マリナーのアカデミー室内管とのドイツ・ツアーが決まっている。
  ビスは'06年にEMIクラシックスと独占契約を結んだ。
posted by Japan Arts at 10:46| ジョナサン・ビス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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