2008年01月17日

ジョナサン・ビスについて

 1980年生まれのビスは、およそ巨匠的とも言えるピアニズムを展開する。躍動的な場面は限りなく感情を放出し、静謐なところに差し掛かると計り知れない内省の淵を覗き込む。ときには燃え上がるようなロマンを謳歌し、ときには怒涛のようなパッションで迫る。やや表情付けがオーバーな面もなきにしもあらずだが、それは若さゆえの情熱であり、この時期そういった要素がなければ今後大成しないこともある。けれども作品のクライマックスに向かっていくエネルギー、また疾走感は何ごとにも代え難く、このピアニストのひとつの資質には違いないのである。

音楽評論 真嶋雄大


posted by Japan Arts at 11:37| ジョナサン・ビス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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