2012年05月22日

舘野泉 フェスティヴァル〜左手の音楽祭 2012―2013

 Izumi Tateno Festival 2012-2013
舘野泉 フェスティヴァル〜左手の音楽祭 2012-2013


左手は、ピアニストの命であり、音楽の核心である

「舘野泉 フェスティヴァル〜左手の音楽祭」は、舘野泉の左手から生まれる左手ピアノ音楽の集大成です。ピアノを、左手で演奏するという新たな視点からとらえたとき、日本の音楽界に新しい歴史がはじまりました。舘野泉のために書かれた作品を含めた左手ピアノのための名作を2年間で綴ってゆきます。「彼のための音楽を彼が弾く」これ以上の名演はないはずである!

* 舘野 泉に捧ぐ
** 舘野 泉左手の文庫助成作品
*** ヤンネ舘野&舘野泉に捧ぐ

左手の世界シリーズ Vol.1ーVol.7
舘野泉に捧げられた作品を中心として、ソロ〜室内楽〜協奏曲まで左手の作品をハイライトでお楽しみいただくシリーズです。

Vol.1<新たな旅へ・・ふたたび> *公演終了しました。
2012年5月18日(金) 19:00開演 第一生命ホール
バッハーブラームス:シャコンヌ ニ短調
スクリャービン:前奏曲と夜想曲 Op.9
間宮 芳生:風のしるしーオッフェルトリウム *
ノルドグレン:小泉八雲の怪談による3つのバラードU Op.127 *
ブリッジ:3つのインプロヴィゼーション

     

Vol.2 <光と水、土と花と樹のTransformation 珠玉の邦人作品!>*好評発売中
2012年11月4日(日)14:00開演 東京文化会館小ホール 
林 光:花の図鑑・前奏曲集 *
吉松 隆:タピオラ幻景 Op.92 *
松平 頼暁:Transformation *
末吉 保雄:土の歌・風の声 *
coba:記憶樹 *** 

Vol.3<祈り〜夢に向かって> *好評発売中
2012年12月8日(土) 14:00開演 東京文化会館小ホール
共演:柴田 暦(Vocal)平原あゆみ(ピアノ)
コーディ・ライト:祈り(三手連弾) **
T・マグヌッソン:ピアノ・ソナタ * **
塩見 允枝子:アステリスクの肖像(Vocal & Piano)**

パブロ・エスカンデ:音の描写(三手連弾)* **
1. 爬虫類 2.夢想 3.孤独 4 空の青

Vol.4 <絆〜優しき仲間たち> *2012年秋発売予定
2013年3月3日  東京文化会館小ホール  
共演:ヤンネ舘野(Vn),舘野英司(Cello),浜中浩一(Cl),北村源三(Tp), 野口 龍(Fl)
溝入敬三(Kb),菅原 淳(Perc)ほか
末吉 保雄:アイヌ断章(ピアノ四重奏)***
間宮 芳生:ヴァイオリン・ソナタ(世界初演)**
J・コムライネン:室内楽曲(編成未定・世界初演)**
吉松 隆:優しき玩具たち(ピアノ五重奏)***

Vol.5 <世界を結ぶ>*2012年秋発売予定
2013年5月予定 会場未定
共演:ブリンディス・ギュルファドッティル(チェロ/アイスランド)
パブロ・エスカンデ:Divertimento ***
平野 一郎:新作ピアノ曲(世界初演)**

ユッカ・ティエンスー:新作ピアノ曲(世界初演)**
T・マグヌッソン:チェロ・ソナタ(世界初演) **
coba:新作(編成未定・世界初演)**

Vol.6 <恐るべき子供たち>*2013年発売予定
2013年9月予定 会場未定
共演:ヤンネ舘野,亀井庸州(Vl)多井智紀(チェロ)ほか
一柳 彗:新作室内楽曲(編成未定・世界初演)**

レオシュ・ヤナーチェク:カプリチオ(ピアノと管楽器8本のために)
E.W.コルンゴルド:ピアノとヴァイオリン2本、チェロのための組曲 Op.23

Vol.7 <77歳のピアノ協奏曲> *2013年発売予定
2013年11月10日 14:00 東京オペラシティコンサートホール
共演:ラ・テンぺスタ室内オーケストラ(フィンランド) 指揮:野津如弘
P.H.ノルドグレン:ピアノ協奏曲第3番<死体にまたがった男> *
吉松 隆:ピアノ協奏曲<ケフェウス・ノート> * **
池辺晋一郎:ピアノ協奏曲(世界初演)**

主催  ジャパン・アーツ
後援  フィンランド大使館 
協力 avex-CLASSICS  舘野泉ファンクラブ ヤマハ株式会社
≪お申込み≫ジャパン・アーツぴあコールセンター 03-5774-3040 www.japanarts.co.jp/ 



響きあう小さな部屋で Vol.1―Vol.4

会場:ヤマハ・コンサートサロン(ヤマハ銀座ビル6階)(80名限定)    
演奏者の細かい息使いまでが感じ取れ、聴衆と演奏者が一体となった音楽空間
「響きあう小さな部屋で」このシリーズでは、チャーミングなピアノ・ソロの作品を集めました。 

<響きあう小さな部屋で Vol.1> ―左手音楽初期の大作・光と影―

2012年10月29日(月) 19:00開演
ライネッケ:ソナタ Op.179
コーディ・ライト:組曲<アメリーの一日> **
末吉 保雄:いっぱいのこどもたち * **
エドウィン・シュールホフ:第三組曲

<響きあう小さな部屋で Vol.2> −邦人作品集―

2013年 1月12日(土)  14:00開演
吉松 隆:アイノラ抒情曲集 Op.95 *
吉松 隆:ゴーシュ舞曲集 Op.96 *
近藤 浩平:海とカルスト Op.98
木島 由美子:いのちの詩 *
谷川 賢作:Sketch of Jazz 1 *

<響きあう小さな部屋で Vol.3> −中欧北欧の作品―

2013年 2月14日(木)  19:00開演
マックス・レーガー:4つのエチュード
エンノ・タカ―チュ:トッカータとフーガ Op.56
ディヌ・リパッティ:ソナチネ
ハンス・ウェルナー・ヘンツェ:左手のために
フランツ・シュミット:トッカータ
ヴェリ・クヤラ:左手のための舞踊曲集−Lefthandances  *
A・メルネス:3つのミニチュア

<響きあう小さな部屋で Vol.4> −南欧、ラテンの世界―

2013年 6月 予定
カミュ・サン=サーンス:6つのエチュード
フランシスコ・ミニョーネ:14の小品集
B.X.モンサルヴァージュ:3つの小品
アルベルト・リャナス:左手のためのエチュード
A.ピアソラ/啼鵬:ピアソラの3つの風景

≪お申込み・お問い合わせ≫アーツ・アイランド TEL03-6914-0353  www.artsisland.com
FAX03-6914-0586




坂の上のコンサート〜舘野 泉と仲間たち
ムジカーザ(千代田線・小田急線 代々木上原駅より徒歩3分)(100名限定) 
舘野泉は2006年から5年間、「坂の上のコンサート」と題した15回にわたる演奏会を代々木上原のムジカーザでプロデュースしてきました。一般のコンサートではあまり紹介されないが、存在感溢れる作品を取り上げて好評を得ました。今度は4回のシリーズで「左手の文庫」委嘱の室内楽作品、それに演奏される機会は少ないが力強い野性に溢れたもの、或いは詩情に満ちた作品を取り上げていきます。毎回、コンサートの冒頭には不思議な佇まいを見せる塩見允枝子の作品が道標のように置かれています。長年にわたり幾多の音楽祭を育て上げた舘野泉のプロデューサーとしての一面も窺い知れるでしょう。


<坂の上のコンサート〜舘野 泉と仲間たち Vol.1>

2012年9月12日(水)18:30開演 
共演:ヤンネ舘野、久保春代、水月恵美子、亀井庸州、多井智紀ほか
塩見 允枝子:架空庭園 T *
パブロ・エスカンデ:ヴァイオリンとピアノのためのソナチナ ** ***
吉松 隆:四つの小さな夢の歌(三手連弾)
吉松 隆:三つの聖歌
ヒナステラ:ピアノ五重奏曲

<坂の上のコンサート〜舘野 泉と仲間たち Vol.2>
2013年3月23日(土)18:30開演 
共演:ヤンネ舘野、広瀬悠子、吉岡裕子、秋場敬浩、塩見 允枝子:架空庭園 U *
セヴラック‐末吉保雄:休暇の日々より(三手連弾)* **
啼鵬:Tradition of North Europe (Violin Sonata) **
U・シサスク作品:銀河巡礼 他

<坂の上のコンサート〜舘野 泉と仲間たち Vol.3>
2013年5月16日(木)18:30開演
共演:浜中浩一、ヤンネ舘野、水月恵美子、多井智紀、フルート奏者
塩見 允枝子:架空庭園 V *
T.マグヌッソン:アイスランドの風景(仮題) 世界初演 **
谷川 賢作:Sketch of jazz U(ヴァイオリンとピアノ) *****
パブロ・エスカンデ:チェスの対決(クラリネットとピアノ) ***
ジョージ・クランブ:鯨の声(フルート、チェロ、ピアノ)
谷川 賢作:スケッチ オブ ジャズU(ヴァイオリンとピアノ)****

<坂の上のコンサート〜舘野 泉と仲間たち Vol.4>
2013年10月17日(木)18:30開演 
共演:柴田 暦、ヤンネ舘野、亀井庸州、多井智紀
塩見 允枝子:アステリスクの肖像(vocalとpiano) **
平野 一郎:精霊の海〜小泉八雲の夢に拠る(Vl,Pf)**  ***
池辺 晋一郎:ストラ‐タ[(ヴァイオリンとチェロ)
ピアソラ/啼鵬:ブエノスアイレスの四季 ほか(ヴァイオリンとピアノ)**
マルタン:フラメンコのリズムによるファンタジー



光が丘美術館で  ― 平家物語の版画展と吉松隆の「平清盛」 *完売いたしました。

2012年6月17日(日)14:00開演 
光が丘美術館:地下鉄大江戸線 光が丘駅下車徒歩10分

≪お申込み・お問い合わせ≫アーツ・アイランド TEL03-6914-0353  www.artsisland.com FAX03-6914-0586



 船出にあたり 脳出血を患って半身不随になってから丁度10年の歳月が過ぎた。2年半のブランクを経て左手のピアニストとして活動を始めてからは7年半。いま75歳である。こんなに長く生きられるとも、変わることなく音楽と共に日々を過ごせるとも想像だにしなかった。2年余のブランクといったが、一見何も出来ずに鬱々としていたあの空白の期間こそ貴重なものだった。音楽にたいする飢えがどれほど凄まじいものであったかをまざまざと体験できたからだ。それを通り抜けたからこそ、左手だけで不自由だとも、両手で弾きたいとも思わないのだろう。自分には左手だけで弾いているという意識さえない。やっているのは音楽なのである。<左手の音楽祭>を計画しだしてから3年。やっと思うような方向に焦点を定めることが出来た。当初は左手の音楽発祥の地ドイツ、オーストリアを中心に、左手の音楽の歴史を見渡せるような全体像を考えたが、結局はここ数年、自分が委嘱し演奏してきたものを軸に据え、16回のコンサートに纏めてみた。2010年に、左手のピアノ音楽について360頁の大著を出版したウィーンのピアニスト、アルベルト・サスマンは「現代日本の左手のピアノ音楽は世界で最も興味深く、自由で多様な姿を示している」と述べている。間宮芳生の「風のしるし・オッフェルトリウム」が日本初めての左手の作品として書かれたのが2004年。それ以後の数年間に誕生した協奏曲、室内楽曲、独奏曲の数は枚挙にいとまがない。この「左手の音楽祭」の終わりの方で演奏することになっている曲には編成すらまだ不明のものも多いから、かなりサヴァイヴァルでもある。いずれにしても、オールドベテランから若手までが一緒になって演奏出来るのは稀なこと。我が国の演奏史の一端を垣間見ることも出来るだろう。2006年に創設した「左手の文庫」には多くの方の賛同を頂だき、お陰で日本ばかりでなくアルゼンチン、アイスランド、アメリカ、フィンランドからも優れた作品が寄せられた。深く感謝したい。
舘野 泉 

posted by Japan Arts at 19:10| お知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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