2011年11月07日

チョ・ソンジンPR来日インタビュー(2)

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今回のプログラムについてお聞かせください。
まずはショパン作曲【バラード全4曲】についてお願いします。

―ショパンのバラード全4曲は、以前より是非挑戦してみたいと思っていた作品でした。“バラード”は“詩”と結びついていますよね。特にこのショパンのバラードは、曲にストーリーがある特別な作品です。最初の1曲目は20代の時に「好きな女性を思って書いた曲」、最後の4曲目は30代の時に「友達や自分の師匠が亡くなった時の心情を書いた曲」その10年間で彼の心の変化、成長を感じることができます。2曲目と3曲目は「好きな詩人がいて、その詩人の先生の本から影響を受けて書いた曲」だそうです。
私はショパンのバラード全曲を通して、日々のことがらではなく、人生を聴いていただけるよう、努力したいと思っています。とても大きな絵のように、その人の人生を俯瞰的に表現するつもりです。

ショパンの作品は、どのように弾きたいと考えていますか?
―ショパンの作品は、シンプルだけれども複雑、複雑だけれどもシンプルと、ひとつの答えがない作曲家だと感じています。彼の作品はまるで歌を歌っているようですよね。ですから、まずそれを表現することが一番大事なことだと思っています。もちろん、ショパンの優雅さ、上品なところも大切です。

リストのピアノ・ソナタ ロ短調についていかがでしょう
―リストは彼自身が偉大なピアニストでしたから、初期の作品はテクニックをひけらかすような曲が多かったと思います。しかし歳を重ねるにしたがって、まるで巡礼者のように宗教的なイメージの作風に変わりました。今回のロ短調ソナタは彼が40代の時に書いた作品で、テクニック中心の曲から後期の作風へと変わるときのもの、テクニックとともに内面的なものも求められる大作です。

ロ短調ソナタはどのようなところが気に入っているのでしょうか?
―私が子供の時と今とでは、リストに対する考え方が変わりました。幼かった時は彼の華麗なテクニックにとても魅せられましたが、今は彼の内面的にしっかりとした、まるで文学作品のようなところに魅力を感じています。そういう意味でも、ピアニストの力量を全て見せられる作曲家だと思っています。

以前のインタビューで、尊敬するピアニストはクリスチャン・ツィメルマン、マレイ・ペライア、マルタ・アルゲリッチの名前を挙げていましたが、自分がピアノを弾く上で影響を受けたアーティストはいますか?
―私が演奏するにあたって直接影響を受けた方は指揮者のチョン・ミョンフンさんです。

何か印象に残る言葉やアドバイスがありましたか?
―チョン・ミョンフンさんとは8つのコンチェルトを一緒に演奏しました。本当に素晴らしいアドバイスを沢山して下さったのですが、これは自分の中でとても大切なこと・・・心の中でいつも反芻し、大事にしているものです。言葉で表すのは難しいですね。。。

今後、どんなレパートリーを増やしていきたいですか?これから演奏していきたい作品はありますか?
―1900年代の音楽に関しましてはあまり触れたことはないので、これから挑戦したいと思っています。プロコフィエフのコンチェルトは弾いたことはあるのですが、ソロ曲はまだなので挑戦したいです。
ほかにはフランスの印象主義の作品にも挑戦したいと思っています。

好きな作曲家・好きな作品を教えてください。
―シューマン、ベートーヴェン、ショパンです。

好きな作品はいかがでしょう。
―今、好きなのはシューマンの「クライスレリアーナ」!近いうちに弾いてみたい曲です。
好きというよりは今後挑戦したい曲になってしまいますが、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ10曲は弾いたことがあるので残り22曲を全曲弾きたいです。コンチェルトも5曲全曲を弾きたいと思っています。そして、ショパンはソナタ以外の全ジャンルを全て弾きましたので、今後はソナタを弾いてみたいです。
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将来の夢をお聞かせください。
―ホロヴィッツやルーヴィンシュタインのような、人々に喜びを与えられる、そして長い間愛されるピアニストになりたいです。また、僕にできる範囲で何らかの社会貢献ができればと思っています。

日本には度々来日していますが、どのような印象をお持ちですか?好きな場所、行ってみたい所はありますか?
―日本は2009年に浜松に行ったのが最初です。東京はその年の7月に訪れまして、とても綺麗で親切な場所だ、という印象を持ちました。好きな場所は「沖縄」です。12月に訪れたのですがとても幸せでした!
行ってみたい場所としましては「京都」です。

日本でもK-ポップは大人気ですが、好きなグループ、お気に入りの曲はありますか?
―“少女時代”が好きで、曲は「GENIE」が好きです。あと“2NE1”って知っていますか?「I AM THE BEST」がカッコいい曲だと思います。

お客様にメッセージをいただけますでしょうか。
―今回の日本ツアーにとても楽しみにしています。一日でも早くこのツアーをスタートしたいくらいです!



とてつもない才能の出現―
『チョ・ソンジン ピアノ・リサイタル』
2011年11月28日(月) 19時開演 東京オペラシティコンサートホール

cho_flyer.jpg曲目:
ショパン: バラード 全4曲
★バラード全曲は、以前より是非挑戦してみたいと思っていました。ストーリーのある特別な作品です。作品を通じてショパン人生をお見せすることが出来たらと思っています。

リスト: ピアノ・ソナタ ロ短調
★9歳の時に初めて聴いて強く魅かれた作曲家、リスト。
「生誕200周年」を記念して選んだこのソナタは、リストの作品の中で最も気に入っている作品の1つです。

公演の詳細はこちらから



posted by Japan Arts at 17:47| チョ・ソンジン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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