【エフゲニー・キーシン】の日本公演が、兵庫スタートし行われ喝采を浴びました。
10月3日記者会見を終えたキーシンは、そのまま関西に移動。
翌日からソロ、そしてチェリストのクニャーゼフとのリハーサルを重ね、本番に臨みました。
(実は、あまりにもリハーサルに熱中し、キーシンに同行していたスタッフの「晩御飯が食べられなくなるかも!!!」と心配する顔を見て、ようやく時間にハッと気がついたそうです。)
キーシンは天才、神童と呼ばれ、驚異的な記憶力、それにも増した創造力、表現力は天分によるものでもありますが、何よりも惜しみのない努力に裏付けされたものだということを改めて実感。というのも、キーシンのリハーサルは、ひとつひとつのフレーズを大切にし、自分が納得できるまで10回でも、20回でも繰り返すというもの。それを経て本番では、音楽に対するストイックな気持ち、それを実践する集中力、そして一つ一つの音に対する強い思いと表現力がひとつとなり、素晴らしい音楽が舞台で放たれました。
ファンを大切にし、アンコールに応えるのが大好きなキーシン。
昨日の兵庫公演でも、お約束のようにたくさんのアンコールを弾いてくれました!
シューマン/リスト編:「献呈」
ショパン:スケルツォ第2番
ショパン:小犬のワルツ
ショパン:ワルツ第7番
グリーグ:「詩人の心」
≪キーシン・フェスティバル2011≫
10月10日(月・祝) 18:00 サントリーホール
10月23日(日) 18:00 サントリーホール
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コンチェルト with アシュケナージ指揮シドニー交響楽団
11月13日(日) 18:00 サントリーホール
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