
この作品は私自身も録音を行っていますし、演奏をしてきましたので、この録音作業がいかに厳しいものであったか、さらにこの作品が決して容易ではないことも良くわかっています。それだけに彼の努力と音楽家としてのすばらしさには感心しました。
彼はとても熱心で、私にいろいろと聞いてきたりと、とても前向きで人懐っこい性格の持ち主です。そして同時に大変な努力家でもありました。私は彼のとても謙虚で、それでいて努力を惜しまない姿に大変に好感を持ちました。共演をする上でとても気持ちよく音楽作りができるソリストです。
Q:この若いピアニストの特徴と魅力を教えていただけますでしょか?
テクニックは当然のことながら、音楽性においても大変に優れたピアニストです。何よりも謙虚でありながら、音楽と真剣に取り組む姿勢が私は大好きです。音楽家としても、そして1人の人間としてもすばらしい若者です。
【アレクサンダー・ガヴリリュク ピアノ・リサタイル】
2011年6月11日(土) 19時開演 東京オペラシティ コンサートホール
曲目:
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第14番「月光」
ショパン:幻想即興曲
ショパン:2つのノクターン作品48
ショパン:スケルツォ第1番
ラフマニノフ:楽興の時
プロコフィエフ: ピアノ・ソナタ第7番「戦争ソナタ」
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