2008年10月22日

アンスネス:コメント

印象派、パステルカラー、曖昧模糊とした響き……。
ドビュッシーの音楽に塗り重ねられてきた偏見をレイフ・オヴェ・アンスネスは鮮やかな匠の技で取り払った。最高の職人の口数は少なく、技で全てを語る。
「あなたが弾くドビュッシーのプレリュードは明晰で直截、人間性にあふれ、作曲家の肉声を聴く思いが した」と感想を伝えたら、
「ルービンシュタインがギーゼキングの演奏を聴いて漏らした《デコ(装飾)の音楽》の一言、間違いだよね」と、ノルウェーが生んだ 寡黙で大胆なピアノ職人は答えた。
アンスネスは一歩ずつ、巨匠への階段を上っている。

音楽ジャーナリスト 池田卓夫



posted by Japan Arts at 10:53| レイフ・オヴェ・アンスネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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